８歳の少女、サキは夜道を一人走っていた。たった一人の肉親である祖父を助けるために。そこに青い天使が現れて…。 この物語は、私立プランタン病院に降り立った天使が、周りの協力を得ながら新たな仲間、新たな武器、新たな解決策を手にし、発展していく交通と共に需要の高まる救急医療の柱を築いていく話です。 現代の日本とは違う世界に場所をうつして、救急救命について書こうと思いました。手術シーンは全てメルヘンです。 度々大幅に改定して本当にすみません。読みにくいことこの上ないですが、よろしくお願いします。 ピクシブにもあげています。

　私、古宇田里菜（こうだりな）は、ごくフツ―の高校1年生。今日も親友の神門詩緒里（かんどしおり）と、変わり者の友人、椎奈にからむ。椎奈のデートに同行して、ちょっと疲れる思いをして。そんな日常が、突如豹変する。ファンタジーな世界で、私達は椎奈の秘密を知った。 　――椎奈、椎奈は、１人じゃないよ。