公爵家主催の夜会で、突然婚約破棄を言い渡されるアンネ。婚約者だった公爵令息はあろうことか自分の代わりに美しい姉と婚約すると言う。魔族と戦う辺境へ送る保存食の研究をするため、資金援助してくれた先代公爵の為にずっと我慢して婚約を続けて献身的にサポートして来たのに、このままでは全て無駄に終わってしまう。『婚約破棄など認められないし、この歳では新しい婚約者など見つからない』と文句を言えば、『ならば新しい婚約者を見つけてやる』とたまたま会場にきていた貧乏子爵を指名して『今日からお前の婚約者はコイツだ!』と勝手な事を言い出した。
そんな身勝手が通るはずもないと思っていたのだが、後日本当に婚約相手が代わったことを告げられて…………。
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こちらにて御礼申し上げます。
※2025・5/14 [日間 ]総合ランキング 9位に入ってました!お読みくださり有り難うございました。