響、歌音、恭介の三人は幼稚園の頃から仲が良かった。歌音は歌が好きで、いつも歌っている女の子だ。小学生になり、三人は山に蛍を見に行く。歌音は響に告白をしようとするが、急いで山を下りなければいけなくなり告白は出来なかった。響は歌音と圭介に取り残されている様な焦燥感から山の中を駆け出すが、それが原因で圭介と共に斜面を転げ落ちてしまう。響の腕は折れただけで済むが、圭介は数日後に死んでしまう。歌音は自分が誘ったから圭介が死ぬことになってしまったとショックを受け、声が出なくなる。
高校生になっても響と歌音は一緒だった。しかしそれは家族の様な関係だった。響は圭介への罪悪感から歌音への感情が分からなくなり、歌音もまた、自分の声が戻らないと響とは付き合えないと考えていた。そんな中響に同じクラスの叶からのラブレターが届く。叶は響が歌音の事を好きだと分かりながらも告白する。歌音への気持ちが分からなくなっていた響は叶と付き合う事にする。
ラブ多めの青春物です。
これまではライトノベルらしく、テンション高くと書いていたのですが、ストーリーだけで楽しんでもらえるような作品に挑戦してみたくてこの作品を書きました。
既にラストまで書き終わっているので、途中で失踪は致しません。
また、ライトノベル作法研究所というサイトにも投稿しています。