死後の人間――肉体から放たれた人間そのもの、霊魂は感情を滅され、天へと運ばれなければならない。
この世には、一つのシステムとして、その執行者であり観測者――天使と呼ばれる者達が存在していた。
霊魂の見えない、欠落した天使アザミエルは、ある日ただの人間なのに霊魂の見える大学生、篠上葉平と出会う。
天使となりたい彼女と、死神と呼ばれたくない彼。鏡合わせの二人が出会うとき、少しだけ大きな物語が、幕を開く――のかもしれなかった。
Till Dawn, After Night.
――これは夜の後、暁へ至る物語。
※効果には個人差があります。