祈りを科学へ昇華する、星沁科学の黎明期。
湖畔の学院都市『チチェリット』に、ひとりの少女が流れ着いた。誰よりも疾く術式を構築し、機巧を駆る『科学の申し子』。
彼女の影には、科学を否定するはずの教会、そして科学で解明し得ない神秘の存在が示唆されていた。
「この物語の結末は、全てを託した〈彼女〉の元に」
宗教と科学。去り逝く者と奪う者。『呪い』と共に、残される者。世界を覆いつくす不条理に翻弄されながら、それでも少女は歩き出す。
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機巧で神秘を科学する、不遜な科学者たちの街からお送りするスチームパンク風味ファンタジー。
第二作以降の設定に合わせるため内容を調整しました。完結済みなので、淡々と投稿していきますよー。