2012年12月22日・・・・人類滅亡の日。
孤独なハーフ女子高生である 土方カンナ《ひじかたかんな》 は
すべての最後を見届け、逝くはずだった。
だが、彼女は生きた。
そこは武士の時代、江戸時代幕末の京。
倒幕派と佐幕派に分かれ対立した、悲しくも儚い時代だ。
そんな争いの中、先祖と出会い歴史上の人物達と出会い、また別れていく。
彼女は、狂乱で渦巻いた時代に飲み込まれ、戦うことを決心する。
彼女は得意とする剣道を扱い、この世を切り抜け、
愛する仲間のため、友のために戦う。
この激動の時の中、孤独だった彼女が最後に手に入れた物とは何か。
彼女がここに来た意味は?
そして、この時代の人間ではないとうに死んでいたはずの彼女の
最期とは。