文学寄り王道ファンタジー!!
『誰も知らなくても僕だけは忘れないーーここから全てが始まる』
ーー僕の神は死んだんだ。
ラクセンベルグ帝国の皇太子ユリウスは、追手から必死に逃げ続ける。
森で襲いかかる魔物から彼を救ったのは、正体不明の三人の男達だった。
「お前のことはわかってる」
彼らと行動を共にするうちに、ユリウスは帝国皇帝の支配魔法によって築かれた歴史の“偽り”の真実を知る。
「お前は陽としてそこに立つだけでいい――俺たちがお前の影になる」
彼らが選んだ運命と制約を知ったユリウスは、逃げた運命に再び向き合う。
神々と精霊、剣と魔法が複雑に絡み合い織り成す世界で、ユリウスは立ち向かい、決められた運命の轍を塗り替える。
人々の記憶から消し去られた真実の記録が語られる――
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※本作は文学よりファンタジーです。
内面描写や伏線を重視した構成となっております。
派手な展開や即効のチート無双はありませんが、じっくり読み進めていただくことで、登場人物たちの選択や葛藤が深く心に響く物語を目指しています。
毎日、21時過ぎ更新です。
【傷ついた少年が、自分と世界を知り、歩き出す物語。
逃げることも、生きることも、本当はどちらも勇気がいる。
そんな“答えのない気持ち”を抱えた人へ――。】