目を開けたら平安日本の様な世に赤ちゃんとして生まれ変わっておりました。旧い日本語らしきものが聞き取れません。途方に暮れつつも何とか貴族の娘らしく努力していましたが、やはり我慢できないこともございます。何よりも、三十歳で儚くなるなんて嫌です。わたくしは今度こそ長生きがしたいのです。
目標のため、自らの快適さのために細々とした生活を改革していましたら、いつの間にやら奇異姫や忌姫と呼ばれるようになっておりました。
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//2016年10月12日 小説家になろう日間恋愛異世界転生/転移ランキング3位を頂戴しました。誠にありがとうございました。ささやかながら、御礼小説を掲載しましたので、宜しければそちらもご覧くださいませ。『雪式部は見た(http://ncode.syosetu.com/n8586do/)』