ブックマーク一覧 連載中 全50件
連載 29エピソード
自分の娘が処刑されてしまう可能性がある、と気がついた母は娘が乙女ゲームに巻き込まれないように導きます。  その後、乙女ゲームハーレムエンド(悪役令嬢なしバージョン)から起こる波の中を侯爵夫人として立ち回ります。 ※この作品は短編『悪役令嬢の母は娘をモブにする(N1184KO)』の長編です ※当小説の無断転載・無断使用を固く禁じます
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年07月20日
連載 完結済 25エピソード
昔から『愛人顔』であることを理由に不名誉な噂を流され、陰口を言われてきた伯爵令嬢・イリス。実際は恋愛経験なんて皆無のイリスなのに、根も葉もない愛人の噂は大きくなって社交界に広まるばかり。 ついには女嫌いで堅物と噂の若き宰相・ブルーノから呼び出しを受け、風紀の乱れを指摘されてしまう。幸いイリスの愛人の噂と真相が異なることをすぐに見抜くブルーノだったが、なぜか『期間限定の恋人役』を提案されることに。 ブルーノの提案を受けたことで意外にも穏やかな日々を送れるようになったイリスだったが、ある日突然『イリスが王太子殿下を誘った』とのスキャンダルが立ってしまい――!? * アルファポリス・カクヨムにも投稿してます
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月05日
連載 完結済 30エピソード
私、セレナは取り巻き令嬢に転生した。 しかもゲーム世界の悪役令嬢アルティアの取り巻きに。 でも私は前世で、アルティアを推していた。 「銀髪で美しくて、優しさがわかりにくいだけの可愛い女の子!破滅させるわけにはいかない!」 そう思って、彼女を守るために動くことを決意した。 ゲーム主人公であるミランダと、その正規ルートでくっつくアルティアの婚約者の王子レオナードが、アルティア様を断罪しようと仕掛けてくる。 でも、そうはさせない。 「なんだ、お前は?」 「私は、アルティア様の取り巻きです!」 私は、アルティアを絶対に守る――。 ※本作は短編の連載版です。短編の内容は6話までです。 短編からこちらをお読みの方は、7話からどうぞ!
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月19日
連載 完結済 45エピソード
ハーシェル伯爵家の次女シャノンは、地元の学校に通いながら付与魔法師として働いている。三年前に父親が投資に失敗をして貧乏になったため、王都の貴族学院に入学できなかったからだ。そのうえ「引きこもりのチビ令嬢」という社交界の悪評が災いして、卒業間近になっても結婚が決まらなかった。仕方がないので両親は執事のハリーと婚約させることにした。ハリーに片想いしているシャノンは大喜びだが、どうやらハリーは姉のベティを好きだったようで……。そんなある日、侯爵家に嫁いでいたベティから離縁すると連絡が入る。おまけに「ハリーと再婚したい」と言い出した。二人の幸せを願うシャノンは身を引くことを決意し、『冷酷』『変人』と噂の若き公爵カイル・エルドンとの縁談のため王都へ向かうのだった。しかし会うなり「君とは結婚できない」と言われてしまう。実はカイルが求婚したのは、ベティだったのだ。愛し合う二人を引き裂くことはできないと思ったシャノンは、カイルに説得を試みるのだが話は思わぬ方向へ――。「君の瞳は、ピチュメ王国の王家特有の『虹の瞳』だ」と指摘され、徐々に出生が明かされていくことになる。自分は母親の不貞で生まれたのか? それとも……。 出自を隠すため領地で育てられた伯爵令嬢が、結婚して幸せになるまでのお話です。 ※全35話+閑話6話と番外編3話があります。 ※誤字脱字報告ありがとうございます。助かっております。 ※皆さまのお陰で、笠倉出版社(Niμノベルス)より書籍化しました。(2025年4月18日)
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月18日
連載 完結済 35エピソード
人気の中華風ロマンス小説『霜葉紅(そうようこう)』の作者・鴇遠リン(ときとお りん)が亡くなった。 訃報を受け、作品と作者の大ファンだった桃蕊明日実(ももしべ あすみ)はショックのあまり階段から転落してしまう。 目を覚ますとそこは、なんと『霜葉紅』の世界だった。 しかも、破滅確定の悪女・成書杏(チョン・シューシン)の姿で。 そんな彼女に真っ先に接触してきたのは同じく『霜葉紅』の登場人物である林墨燕(リン・モーイェン)――に転生した鴇遠リンだった。 死の運命にあらがう悪女と、物語改変を阻止したい作者が、命懸けの攻防を繰り広げる中華転生お屋敷ロマンス! ★ノベルアップ+、カクヨムにも掲載しています。 ☆第2回HJテーマ別長編小説コンテスト佳作選出。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月18日
連載 19エピソード
ロズリーヌ・エルフェは、サムエラ国の名門貴族エルフェ公爵家の一人娘。恋愛結婚が主流の現代、彼女もまた愛する人との幸福な結婚を夢見ていた。しかし、彼女には不名誉な二つ名──『フラ令嬢』があった。その所以は、恋心を抱いた相手にことごとく振られてしまうこと、そして彼女の失意や非日常的な出来事があると決まって雨が降る「雨女」であることだった。 七歳、十歳、十五歳── 何度も恋に破れ、「もう恋はしない」と決めたロズリーヌ。しかし十八歳になり、封印していた感情が解け、学園の人気者ジョナタンに四度目の恋をする。彼の優しさや明るさに触れるたび、胸は高鳴り、未来への期待が膨らむロズリーヌ。だが、学園生活も終盤に差し掛かる中、オニキス王国から縁談話が舞い込んできた。 干ばつや不作に苦しむオニキス王国。友好関係を深めるために、サムエラ国の娘を王妃として迎えたいとの申し出があったのだ。父のエルフェ公爵は「無理をする必要はない」と断る選択肢を与えてくれたが、ロズリーヌは卒業までに恋が実らなければ縁談を受けることを決意する。 意を決してジョナタンに気持ちを伝えるロズリーヌ。しかし、彼の返事は──「ごめん」。ジョナタンにはすでに想いを寄せる相手がいたのだ。空は暗雲に覆われ、激しい雨が降る。 再び恋に破れ、心を抉られたロズリーヌ。しかし、彼女は嘆きに沈むだけではなく、オニキス王国へ行くことを決意する。「公爵家の娘として、そして一人の人間として、自分にできることを果たしたい」──その想いを胸に、彼女は新たな未来を歩む覚悟を固めた。 オニキス王国で彼女を待ち受けるものは何か? 恋愛に破れ続けた『フラ令嬢』の物語は、ここから新たな章を迎える。運命と責任を前にしたロズリーヌの選択と、彼女の成長を描く物語がいよいよ始まる──。
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異世界[恋愛] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月06日
連載 完結済 133エピソード
珊瑚の夢は、自分だけを想ってくれる人とたった1つの恋を貫くこと。しかし13歳で東宮(次期皇帝)に嫁いでしまった。東宮からの愛をウザいと感じつつ、ロイヤルライフを送る。塩政、密輸、世継。問題に巻き込まれ、ロイヤルライフからスピンアウト。流されながら、たった1つの恋を見つける。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月02日
連載 29エピソード
とあるゲームの悪役令嬢…の妹は癇癪を起して苛立ちを隠さない姉に助言してしまう。 平民の女生徒に唾を付けられた王子様にこだわる必要はないのでは?と。 スペックが高すぎた悪役令嬢は妹の助言に「それもそうね」と思い動いてしまう。 秩序と規律のピラミッドである「貴族」と言う統治方法に皹を入れる新しい概念を打ち出した 平民の女生徒の出現と王子との婚姻が原因で国の序列と秩序は乱れまくる。 そしてバタフライ効果のごとく世界は動いてしまうのであった。 優秀な悪役令嬢は切っ掛けさえあれば羽ばたくだけの力があるのだ。 そして羽ばたいてしまった結果「乙女ゲーム」の世界は崩壊するのである。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年04月04日
連載 17エピソード
 ユラはとある国に住んでいる平民、ある日母親から実は公爵の血を継いでいる、と告白されこれから貴族として暮らす事が出来る、と言われた。しかしユナはその話を拒否、ゴタゴタはあったが平民としての暮らしは続ける事に。これは地に足つけるヒロインのお話。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年03月18日
連載 完結済 20エピソード
220,000pvありがとうございます!!** アンテリーゼ・フォン・マトヴァイユ伯爵令嬢は婚約式当日、婚約者の逢引を目撃し、動揺して婚約式の会場である螺旋階段から足を滑らせて後頭部を強打し不慮の死を遂げてしまう。 しかし、目が覚めると確かに死んだはずなのに婚約式の一週間前に時間が戻っている。混乱する中必死で記憶を蘇らせると、自分がこれまでに前回分含めて合計7回も婚約者と不貞相手が原因で死んでは生き返りを繰り返している事実を思い出す。 婚約者との結婚が「死」に直結することを知ったアンテリーゼは、今度は自分から婚約を破棄し自分を裏切った婚約者に社会的制裁を喰らわせ、婚約式というタイムリミットが迫る中、「死」を回避するために奔走する。 ************** ◆24/12/24 [日間] 推理〔文芸〕ランキング(完結部門) 2位 [週間]7位 読んでくださった皆様。本当にありがとうございました! ◇ 4/18完結致しました!たくさんの応援、誠にありがとうございました! ◇ 4/18 10,000PV◇4/19 60,000PV◇4/20 80,000PV ◇ 4/20 異世界転生/転移ジャンル 日間12位 総合/日間 93位 感謝! ◇ 4/21 110,000PV!1万PV誠にありがとうございました!! ◇ 4/22 130,000PV!誠にありがとうございました!
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推理[文芸] R15
最終更新日:2023年04月23日
連載 完結済 157エピソード
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月26日
連載 18エピソード
悪役令嬢に転生した少女でしたが、何故かゴキブリ並みにしぶとい原作の悪役令嬢と違い、不治の病を患うことで、原作のシナリオが大幅に狂うことに…。 「ヒロインの妨害!?体力的に無理です!」 学園生活もやっとこさの、吐血系病弱(元)悪役令嬢の奮闘期。 ※この作品はコメディーテイストな話ですが、ヒロインが血を吐くシーンがあります。 また、架空の病で現実にはない病気がでてきますが、ご不快に思われる方、病気に対して精神的苦痛を感じる方にはお薦めできない内容となっております。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月20日
連載 188エピソード
ある日、湖に落ちた私こと壱岐冬華は、何故か幼児化した挙句、異世界の辺境の地へと流れ着いてしまった。運良く絶世の美人である魔導士のクラヴィスさんに助けてもらって状況は理解できたが、これから一体どうすれば良いんだろう。 「ではトウカ。君は今日から私、クラヴィス・ユーティカの養子とする」どうやら私に超絶美人なパパができたようです。「いや、なんで?」 そんな義親子と周りの人達による、ほのぼの辺境革命が今ここに始まる──!? ※『カクヨム』でも同一作品を公開しております。※
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月18日
連載 35エピソード
前世を思い出したフェリシアには、女神のように綺麗で悪女な姉がいる。 どうやら姉はこの乙女ゲームに似た世界における聖女であり、多数のイケメンと恋をするヒロインであるらしい。 だが、ゲームにおける聖女認定の時期は既に過ぎており、悪女な姉は一向に家を出て行かない。 美貌で男を誑かし、散財を繰り返しては借金を増やす。このままでは姉のせいで我が男爵家は没落するばかりだ。 だったら、姉を聖女に祭り上げて縁を切るしかない! 前世知識でお金を稼ぎながら、優しい兄と共に姉を聖女に祭りあげるために奔走するフェリシアのお話。 誤字脱字報告、大歓迎です。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年07月11日
連載 完結済 26エピソード
婚約者のエドウィンから、好きな相手が出来たと告げられて婚約を解消された伯爵令嬢のリリーディア。兄が通う王立学院主催のパーティで、エドウィンが意中の令嬢に寄り添うのを見たリリーディアは、会場を抜け出した先で婚約破棄された過去を持つ男性と出会う。 そのころ、兄の通う王立学院では、第二王子を含む高位の貴族たちが、平民の少女に挙って愛を囁いているらしいと噂が流れていた。 異世界乙女ゲームの世界で、自分が影薄妹系ライバル令嬢であることを知らない少女が、何も知らないまま幸せになる話。 【25/5/28】誤字報告ありがとうございます。少しずつ修正中です。 【25/6/2】第六回アイリス異世界ファンタジー大賞銀賞を受賞いたしました、本当にありがとうございます。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年04月27日
連載 81エピソード
バレステロス公爵令嬢であるイザベルは、性格が悪く嫌われ者で、悪女と名高い。 社交界でなにかとトラブルを起こす彼女を見かねた父親は、さっさと嫁に出したいと画策。ちょうどそのとき、アンドレウ侯爵のアレックスが後妻を探しているという話を聞きつけ、爵位を笠に半ば押し付ける形でイザベルを嫁に出す話を進める。アレックスは公爵家からの申し入れを断ることができず、悪女と名高いイザベルを娶ることに。 結婚した当日、この結婚に納得していなかったイザベルは新郎であるアレックスに対し「屋敷がぼろい」「気の利いた言葉も言えない朴念仁」「顔も見たくない」などと罵倒する暴言を吐く。その直後、まさかのタイミングで前世の記憶が復活。ここが乙女ゲーム『グランハートファンタジア~スランの乙女~(略称:グラハン)』の世界であることに気付く。さらにイザベルは、自分に虐待されて育ったせいで愛着障害になりヤンデレと化した報われない当て馬──ルイスの継母になっていた。 まずいと思ったイザベルだが、あとの祭り。 アレックスはイザベルの態度に(噂どおりの悪女だ)と思い、とても冷ややかな目でイザベルを見ている。 (私、一体どうすれば?) そんなある日、イザベルが出会ったのは天使のように可愛らしい男の子で…。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年03月21日
連載 完結済 56エピソード
1巻12月28日発売 カクヨムコン8恋愛部門【大賞&ComicWalker漫画賞】W受賞! 2023/01/26、27 日間総合1位! 2023/01/30、31、02/01 週間総合1位! 2023/02/09〜2/28 月間総合1位! 2023/02/28〜3/05 四半期総合1位! 『あらすじ』  二度目の皇女が未来を決める!  この世界でたった一人、優しい言葉を掛けてくれた兄を慕い、彼を王にしようとあらゆる悪事に手を染めた悪女アリアドネ。  彼女の献身は兄の裏切りという形で返され、悪逆皇女として処刑されてしまうのだが……目を覚ますと始まりの日に回帰していた!  心を入れ替えたアリアドネは、かつては敵だった第一王子に味方し、自分を利用した人々に復讐を誓う。  回帰前の記憶を駆使し、破滅の運命を打ち破れ! *カクヨムにも同時更新です。 コミカライズ企画進行中。 旧タイトル 二度目の悪逆皇女はかつての敵と幸せになります。でも私を利用した悪辣な人々は絶対に許さない!
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年01月23日
連載 完結済 55エピソード
 初恋相手である皇太子クレイグと結婚したルシエンヌは、命がけで妊娠出産に臨む。  医師からは出産後すぐに子と離れなければ生き延びることはできないと言われ、体力魔力が回復するまでの間、泣く泣く愛する我が子から離れることを承諾した。  それでも愛する我が子――息子のレオルドをこの手で抱きしめ、その成長を見守るためにと苦しい療養期間を耐え抜いていたルシエンヌの許に、クレイグの恋人とされるクロディーヌが訪れ、「あの子を産んでくれて、ありがとう。おかげで私は苦しまずに母親になれたわ」と告げる。  その後、クロディーヌの悪意ある言葉を信じたクレイグによって、ルシエンヌを心身ともに酷く傷つけられてしまった。  しかし、ルシエンヌは愛する我が子を取り戻すため、体力魔力が回復するまで耐え抜き、皇宮へ――息子であるレオルドの許へ会いに向かったのだった。  ※カクヨム様でも公開中。 【書籍化決定いたしました!皆様のおかげです。ありがとうございます!】
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月29日
連載 198エピソード
※GAノベル様より書籍化していただけることになりました!2023年の2月15日頃発売予定です。 書籍化にあたってタイトルが少し変わっています。元のタイトルは「廃公園のホームレス聖女~辞職した元聖女は公園のベンチから動きたくない~」です。 「辞めちまえ!」「辞めます!」  上司のパワハラに耐えかねて職場から飛び出した聖女アルム。  その足で荷物をまとめ貯まった給料で廃公園の土地を買い、ベンチの周りに結界を張って過ごすことに。  帰る場所などない。一生、結界の中で一人で過ごす。そう決意したアルムの元には同僚の聖女達やら王子様やらが説得しに来るけど、もう戻る気はない。  ことさらに厳しい態度をとったのは実は強すぎる期待の裏返しだった、素直になれないパワハラ上司はなんとかアルムを結界から出そうとするが、ことごとく失敗して、「聖女を虐げた男」と周りから蔑まれる始末。  やりすぎパワハラで評判がた落ちツンデレ男VS心を閉ざした(物理的にも結界に閉じこもり)自己評価激低実力最強聖女のさびれた公園でのメンタル攻防戦! ※頭からっぽにして読める簡単な設定のストーリーです。
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コメディー[文芸]
最終更新日:2024年08月18日
連載 20エピソード
十七歳の伯爵令嬢アイシアと、公爵令息で王女の護衛官でもある十九歳のランダルが婚約したのは三年前。月に一度のお茶会は婚約時に交わされた約束事だが、ランダルはエイドリアナ王女の護衛という仕事が忙しいらしく、ドタキャンや遅刻や途中退席は数知れず。先代国王の娘であるエイドリアナ王女は、現国王夫妻から虐げられているらしい。 二人が久しぶりにまともに顔を合わせたお茶会で、ランダルの口から出た言葉は「誰よりも大切なエイドリアナ王女の、十七歳のデビュタントのために君の宝石を貸してほしい」で──。 アイシアはじっとランダル様を見つめる。 「忘れていらっしゃるようなので申し上げますけれど」 「何だ?」 「私も、エイドリアナ王女殿下と同じ十七歳なんです」 「は?」 「ですから、私もデビュタントなんです。フォレット伯爵家のジュエリーセットをお貸しすることは構わないにしても、大舞踏会でランダル様がエスコートしてくださらないと私、ひとりぼっちなんですけど」 婚約者にデビュタントのエスコートをしてもらえないという辛すぎる現実。 傷ついたアイシアは『ランダルと婚約した理由』を思い出した。三年前に両親と弟がいっぺんに亡くなり唯一の相続人となった自分が、国中の『ろくでなし』からロックオンされたことを。領民のことを思えばランダルが一番マシだったことを。 「婚約者として正しく扱ってほしいなんて、欲張りになっていた自分が恥ずかしい!」 初心に返ったアイシアは、立派にひとりぼっちのデビュタントを乗り切ろうと心に誓う。それどころか、エイドリアナ王女のデビュタントを成功させるため、全力でランダルを支援し始めて──。 (あれ? ランダル様が罪悪感に駆られているように見えるのは、私の気のせいよね?) ★アルファポリス様にも投稿しています★
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年01月07日
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