※アース・スターノベル様より書籍化致します。
発売は11月15日です!
書籍化に伴い、タイトルを変更致しました。
若くして《魔導》を極め、《七星魔導》という最強魔導師の一人に数えられるほどになったフエン・アステーナ。
だがその称号はフエンには重く、あらゆる国から仕事の依頼と同時に暗殺者まで送られてくる始末。
ろくに町も歩けないフエンは今の生活に嫌気が指し、《魔導人形》のレイアに護衛を任せ、フエンはほとぼりが覚めるまで自らを封印する事にした。
「何かあったら起こしてくれ」
「分かりました。マスター」
それからあっという間に五百年の月日が流れ――
「何もなかったので起こしませんでした、てへっ」
「てへじゃないよ!」
圧倒的に寝過ごしてしまったフエンは、レイアに護衛を任せていたが、レイアはやってくる刺客を撃退するうちに施設を増やし、《魔導要塞アステーナ》という世界最強の要塞を作り上げてしまっていた。
そこに君臨し続ける《魔導王》フエンとして五百年もの間、最強の魔導師としてあり続けてしまっていたのだ。
幸いにも五百年経った世界ではフエンの姿を知る者はいない。
大手をふって町に繰り出せると家を出たフエンだったが、五百年後の世界では魔法自体も変わっていて!?