両親はパティシエで手作りの洋菓子をおやつとして食べてきた2人の兄妹。
数年後、兄はプロのパティシエになり、妹はパティシエを目指すために製菓関係の学校に通いながら自宅の洋菓子店を手伝っていた。
ある日、材料の買い出しに出かけた2人。その帰り道にいつも通っているトンネルをくぐると、見慣れない街並みが飛び込んできた。元きた道に戻ろうとするが、トンネルどころか今まできた道が消滅していたのだ……。
「元いたところに帰れない……」
「そうだ、ここで洋菓子店を始めちゃおうか」
ここ異世界で洋菓子店を始める2人の物語。甘い洋菓子で異世界人の心を掴むことができるのか?
※最初の2~3話は異世界に行きません。