滅多刺しにされ死んでしまった高校生、白陽(ツクモハル)。意識が覚醒すると、異世界の令嬢ルナ・ノワールに取り憑いていた。しかし、彼女は親友が殺された事を理由として、異世界の絶対者である女神と対立していた。だがそんな絶対者に逆らい無事でいられるはずも無く、捕らえられて処刑寸前という状況にあった。そうして彼らは一緒に処刑されてしまった。
だが、彼らは一緒に転生する事になった。
記憶をそのままに魔人の双子の赤子、それもただの魔人ではなく彼らの王である魔王の子として。しかし、魔人の存在を良しとしない女神教の勢力が、切り札である勇者の召喚を試みていたことを二人は知っていた。時代は戦争に向かっていることは明らか。
今度こそ大切な者達を守る為に彼らは抗う。