【本編完結!ここまでお付き合い頂きありがとうございました!番外編もよろしくお願いします!】
「将来のこととはいえ、人の旦那様を取る趣味があるなんて君は最低だね」
そう言い切った後、涙を瞳に溜める目の前の彼女を見て思い出した。この世界は、前世でプレイした乙女ゲームの1つだと。
物語は中盤で、自分の悪役としての立ち位置は決まってしまっている!これから挽回するためにも、ヒロインには近づかないようにしないと……。そう思っていた私ですが現実は甘くありませんでした。
「ああ女神……あっ、へっ、ち、違くて!」
「大丈夫?……酷い。お兄さんなのに殴るなんて。女に暴力を振るう人、大っ嫌い」
気がつけばヒロインから崇められていて、距離を取るはずが相手から縮められている状態。
攻略対象達を巻き込んで、村の外にまで飛び出して……あれ?こんな話だったっけ?
私、おかしいんでしょうか。いえ、おかしいのはヒロインです。
悪役に転生したはずが、ヒロインから女神と崇められていた主人公のお話。
「ひゃ〜!今日も神々しいです女神様!……はっ。な、なんでもないよ!気にしないで!」
「やった!転生しても隠しルートはちゃんとあるんだ!待ってろ私の嫁!!」
「女神のためならなんでも出来る!は?お前今女神侮辱したな極刑!」
やがて狂祖(教祖)となるヒロインはハッピーエンドを迎えられるのか!?
⚠︎この作品は百合作品ではありません。
ギャグ80%シリアス20%の突っ込みどころが多いカオスな物語。最初のおかしさが延々続く。「カオスだ……」最後までおかしさたっぷり。
1話1000〜3000文字程度で頭を使わず空き時間に本当に軽く読めます。
⚠︎教祖と教皇が混ざっている箇所があります。狂祖のことを指さないのであればそれは教皇です。申し訳ありません。