王国の五本指に入る有名貴族に生まれ、育った悪役令嬢アヴァカンは表では華やかに過ごしながらも、裏では母親の徹底した教育や親が決めた婚約者以外と恋愛禁止など、心底うんざりしていた。
ある日のこと、ついにアヴァカンは母親と大喧嘩してしまい、財布片手に邸宅を飛び出した。
しかし金銭は1週間もしないうちにほとんど使い切り、アヴァカンはホームレス同然の生活をしていたが、そんな彼女の前にスーツを着た隣国の大統領ティランプが現れ「令嬢アヴァカンさん、私はダナルド・ティランプです。いきなりですが、あなたと付き合いたいのです」と唐突に告白されてしまう。アヴァカンはプライドからか最初は拒否するが段々と彼の魅力に惹かれていくのだった。