【アメーバの「フリーゲーム大好きクラブ」と、ライトノベル研究所の「掌編の間」にて重複投稿をしています。】
仕事帰り、自宅へと足を向けている大里京介。そんな彼の目の前を通り過ぎたのは一人の女性。高校時代、京介が好きだった先輩で、彼は彼女を追いかける。なんとか彼女に追いつき、声をかける。立ち話も何だということになって、近くの公園でベンチに座る。思い出話に花を咲かせていると、先輩はこう切り出す。
「私ね、今度結婚するんだ」
京介は昔の自分が抱いた恋心を清算するため、告白しようとしていた。
だが、京介はその気持ちをそっと仕舞った。
話は終わり、それぞれの帰路につこうとした。
けれど、先輩としばらく会えないことを知ると、思いを告げずにはいられなかった。
京介が告白をすると、先輩は喜んだ。
そして、二人はそれぞれの道を歩む。