女神の神託により勇者になったアルヴァンは、ブリディナ王国のスラムに生まれた孤児だった。
様々な魔物を倒しつつ魔王城へと進む、その途上で彼は恋をした。一つ年上の大公女・ソニア姫に。
「美しいソニア姫、私が魔王を倒したら、どうか私の妻になってくださいませんか」
そう求婚したアルヴァンに返された言葉は。
「平民の、それもスラムの孤児であったあなたが、大公女であるわたくしに妻になれと仰るのですか。お断り致しますわ」
というつれない返事だった。
恋に破れた青年はこう誓う。
「いつか……あの美しい清冽な顔を、泥の中に埋めてやる、汚して穢して落としてやる……っ」
3年後、ついに魔王を倒した勇者は再びソニア姫の故国・ロージアン王国の土を踏む。
愛しくも憎い姫に、再会するために。
復讐できない、へたれ勇者です。でも執着強めです。流行りの復讐モノを書こうとしたらこうなりました。心の底からすみません!
未完結ですが更新停止しました。
申し訳ありませんでした。