魔力が当たり前にある世界。人それぞれ違う色の魔力を持つが、世界にただ独りだけ同じ色を持つ「魂の番」と呼ばれる相手がいる。 そんな世界に生きる雌狼は、魂の番を探し世界を彷徨い、漸く運命の相手に巡り合った。 それは森の奥の一軒家に引きこもり、独りで研究を続ける人間の男。 研究に夢中な男に、狼はせっせと食べ物を運び、 「お前、僕を太らせて食べるつもりだろう！？」 と怯える男に、 「ああ愛しい番、はやく大人になれ」 と愛を囁く。 そんなどこまでもすれ違うふたりの、魂の番を巡る、ちょっぴり切ない異種族間恋愛譚。 ※向日葵様主催の、「世界に向かってもふもふ愛を叫ぶ」企画参加作品です。

前世の記憶なし、特技なし、知識なし。 気づいたら花の蕾の中にいた。私はどうやらこの国の女神様らしい。 ……何を言ってるか分からないと思うけど、私もです。頼りの護衛騎士にはどうやら嫌われてます。 復讐に燃える一の姫（実の姉）とお腹真っ黒な大司祭に挟まれ、完全お飾りの女神業をそれでも頑張るミヤビの行く末は？ アルカ様との２人企画。 女神が治める国・ミレル神聖国を舞台に、一の姫アキラ・二の姫ミヤビそれぞれの視点から見た崩壊劇。 こちらは【二の姫ミヤビ編】です（全１８話）

婚約者だった公爵令嬢を断罪した。 これが正義だとは思わない。 この苦難も、後悔も、懺悔も背負っていくつもりだ。 全ては幼い頃に交わした“約束”の為に――。 そんな、王太子様のお話。 ※当作品が外部のnovel markerというサイトで無断転載翻訳されています。ご注意ください。 (取り下げてもらいたいのですが、サイト全部韓国語で勝手が分からず……)

思い出を買い取ってくれる店。 僕はそこで思い出を売り、今の幸せを買った。

幼馴染の西野華恋に恋をする魔法高等学校1年の桜井健太。儚く切ない青春ファンタジー。

「英霊を称えよ」 　僕は昔から、その慰霊碑を蹴っ飛ばしてやりたかった。

自分に自信が持てず、それを隠すようにして強気な言葉を吐いてしまうマリアナ。そしていつも嫌味ばかりの婚約者のアラン。お互いに素直になれず、ギスギスした関係が続く二人の前に現れたのは、一人の不思議な青年だった。その青年をきっかけに、素直になれない二人が素直になるまで。あっさり終わります。(本編２話＋他)

「―――――僕は、弱い人間でした」 婚約者が彼女を苛めてると思って婚約破棄をした。それは間違いだった。彼女の自作自演だったらしい。僕の兄も出てきた。どうやら僕は国外追放されるんだって。残念だな、一世一代の賭けは負けちゃった。でもまあいいか。彼女と一緒に生きていけるなら。◆◇◆乙女ゲーの攻略対象って一途だし愛が深いねってお話です。たった一言でも、嘘でも、その言葉があれば生きていけるって場合もあるんだよ攻略対象にとってはね！ざまあという流れにはなりません。

――狂った神にはなってはいけないよ。 それは散々言われてきた言葉。見習い神の私は人の幸福というものを知るために人間界へと降りた。そこで出会ったツカサという“善良な人間”。 彼との出会いが、私という存在に変革をもたらした。

　私は、乙女ゲーム「恋する乙女のヴォルケイノ」の世界に紛れ込んでしまった。 　それも悪役お嬢様、盆栽川銀子として。 　たしかにお嬢様の生活というものは華やかで楽しい。だが問題なのは、ヒロインの山吹みどりと超絶イケメンの平等院朱雀だった。私は大の「恋ヴォル」のファンで、中でも朱雀様を敬愛している。ラヴと言っていい。だからこそ私は決意したのだった。 　最後まで悪役に徹しようと。

貴族の令嬢の身代わりを引き受けたリア 養母に愛されて、ため息をつく。 「わたしに注がれる愛は、わたしのものでないの」 初めての投稿です。 勝手が分からなくてご迷惑をお掛けしますが、できれば生暖かい目で読んでください

結婚式まであと１ヶ月と迫る中、瑤子は婚約者の正志が「瑤子が便利な女だから」結婚を決めたのだという本心を知ってしまう。失意の瑤子には、実は半年の命しか残されていなかった・・・。

友人との異文化交流の失敗により深く落ち込んでいた主人公。逆ハー好きと美少女ハーレム好き。その壁は大きすぎた。しかし主人公が召喚された先にあったのは、そのどちらでもなく……。

史上最も劇的で、華やかで、美しく政界を彩った花。その賢さをもって民を欺き、その色香をもって男を惑わし、その高慢をもって罪を犯し、鮮やかに散って逝った女。毒花ダニエラは死んだ。誰も呪わず、誰も恨まず、ただ自由と幸せをかみしめて。 これは、頂点から蹴落とされた女が、死を選ぶことで幸せをつかむおはなし。

山で落石にあったと思ったら、妖に転生してしまいました。 平和に暮らしていたのに、ドＳな陰陽師の式神にされる事に。 しかも、気づけばここは乙女ゲームの世界。あれ？これって悪役？ 力を溜め、万全の体勢で出会ってみれば、ヒロインはとってもかわいくて……。 よし決めた。ヒロインの恋のために一肌脱ぎます。 悪役やりとげてみせます。

悪役令嬢、旅に出る　の赤竜とのストーリーです。悪役令嬢（元)と赤竜の出会いと終わりの物語。相変わらずのダイジェストですが、今回はほんのりラブコメ要素をいれてみました。悪役令嬢、旅に出るシリーズはこれで終了です。

魔女は呪いの大樹と共に生きる。魔女は異形の四肢を持つ。 魔女は幼子を育てる。魔女は幼子の手を離す。 そして魔女は。 ■指摘がありましたので、タグを一つ追加しておきました。

　高校の卒業式が終わったあと、スクールバッグと卒業証書をゴミ置き場に投げ捨てて、竹刀を持って丸の内の巨大ビルに乗り込んだ莉子。社会に出て行く門出の日に、十八歳の少女は、愛する少年のために、自分を捨てた父親にたった一人で戦いを挑んだ。全１８話

エディーガは華やかな男だ。王位継承権に最も近く、才に溢れた魅力ある青年だ。欠点があるとすれば、派手な女性関係。多くの人間が彼の妃にと、娘や縁者を送り込むが。部下であるキィーリスにとってそれらは理解しがたい行動である。大切な身内は絶対に近づけたくない。そうじゃないだろうか。姉上を嫁がせるなんて、もってのほか。絶対認めないね、あんな男。

リアの初恋はありきたりなものだった。年の離れた兄の友達に恋をしたのだ。いつも甘いお菓子をくれる優しいお兄さんという認識から恋に変わると、彼の隣に似合う女性になろうと、一年一年努力する。しかしそれは、彼との別れのカウントダウンだと、その時のリアはまだ知らなかった。