見事高校入学を果たした鏑木一哉だったが、入学一週間目にして、いじめの標的になっていた女の子を正義感で助けたところ今度は自分がいじめの標的になってしまう。
教師にも相談したが返ってきたのは意外な一言。
全ての事が嫌になった一哉は一ヶ月もしない内に登校拒否、引きこもりニートの道を選ぶ。
そんな生活が3ケ月も続いたある日。
ネトゲをやっていた一哉の下に女神が現れ強制的に異世界転移させられてしまう。
――――本人の望まぬ異世界転移
気付いた時には中世ヨーロッパを思わせるような部屋に飛ばされ、目の前には王様や姫様と思しき人間が立っていた。
それどころか召喚されたのは一哉だけではなく、クラスメイトや担任までいる始末。
急に召喚され動揺する一哉達に王様は告げる。
「この世界は今、4つの種族で争っている。勇者として召喚された君達にはこの争いを止めてほしい」と。
そんな王様の言葉に誰よりもチート能力をもらった一哉も一言告げた。
「お断りします」と――――。