ブックマーク一覧 推理系 全10件
連載 完結済 15エピソード
僕はずっと探していた。突如消えた母の存在を。 僕はずっと嫌っていた。何も言わない父の存在を。 燃え盛る炎が、深紅の薔薇が、やつれた指にしゃがれた声が。否応なく僕の顔を上げさせる。 知りたくなくて、見たくなくて。だけど解き明かしたいものがある。 僕達の、『家族』という名の真実を、探さなくてはいけないのだ。 僕は“探し物探偵”なのだから。
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推理[文芸]
最終更新日:2017年03月24日
連載 完結済 13エピソード
僕は“探し物探偵”神咲歩。今日は愛らしい双子の少女の招待を受けて、彼女達のおうちである児童養護施設<陽だまりの庭>へとやって来た。 温かな家族の形を眺めながら始めたかくれんぼ。まさかその最中に幼い命が永遠に隠されてしまうとは。 託された依頼、不可解な言葉。 ――断ち切られた命の真実は、血の臭いの中に存在する。
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推理[文芸]
最終更新日:2016年10月22日
連載 完結済 42エピソード
稀代の推理小説家、獅子谷敬蔵が建てた〈白生塔〉は窓がひとつもない山上の巨塔である。そこに招かれたのは五人の名探偵とその同伴者達。推理小説オタクにして高名な探偵の桜野美海子と、彼女の活躍を小説にして生計を立てている塚場壮太はその一組であった。 最初の晩、塔の主である獅子谷敬蔵は密室から不可解な消失を遂げ、翌日の朝、使用人のひとりが奇妙な転落死体となって発見される。名探偵達はそれぞれ好き勝手に推理を展開するが、犠牲者は次々と増えていき、さらに唯一の出入り口には外から閂を掛けられ、閉じ込められてしまう。 数々の死線をかいくぐってきた名探偵までもが被害者として惨殺されてしまう異常事態。密室殺人、首切り殺人、クローズドサークル、ダイイングメッセージ、といかにも推理小説らしい趣向が凝らされた事件の様相とは裏腹に、その本質に何やら推理小説の定型を覆す大きな企みがあると皆は感じ始め……。果てに桜野美海子が導き出した事件の真相とは? (エブリスタにも掲載中)
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推理[文芸]
最終更新日:2015年08月08日
連載 完結済 76エピソード
〔『名探偵・桜野美海子の最期』続編〕お嬢様然とした上品な外見とは裏腹に嗜虐嗜好を持つ名探偵――二代目・甘施無花果と、彼女に振り回される小説家――塚場壮太による異形の探偵譚。 【壺入り娘・幕羅家編】「私を守ってください。私は家族によって殺されるかも知れないのです」令嬢・幕羅ユイから届けられた依頼状。壺の中にぴったり収められた刺殺死体。その方法は皆無。 【vsジェントル澄神・海野島編】謎多き推理作家・有為城煌路の住む孤島。招待されたのは同じく推理作家とその同伴者達。二人の名探偵――ジェントル澄神と甘施無花果の対決の行方は如何。 【教団〈桜生の会〉・桜生塔編】旧白生塔で集団生活する〈桜生の会〉は故・桜野美海子を信奉するカルト教団。特別講師として招かれた塚場を待ち受けていたのは、白生塔事件をなぞる連続殺人だった。 【逆様様奇譚・雅嵩村編】兄が空に落とされたと証言する依頼人に連れられ、浮世から隔絶されし山村へとやって来た無花果と塚場。村を支配する逆様様と逆さ巫女にまつわる怪しき秘密とは? 【血染めの結婚式・聖プシュケ教会編】テロ組織との黒い関係を噂される聖プシュケ教会にて、無花果と塚場の結婚式が開かれた。しかし教会はテロ組織に占拠されたうえ、警察組織に包囲され膠着状態に。 【桜野美海子の逆襲・探偵学校編】桜野美海子が生きていた。全国に衝撃が走る。開始されたのは戦後最大の大量殺人事件。彼女と直接対決するべく、続々と〈探偵学校〉に集結する挑戦者達――そこは前代未聞の謎解き空間だった。 (エブリスタにも掲載中)
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推理[文芸]
最終更新日:2017年08月17日
連載 完結済 14エピソード
僕は"探し物探偵"神咲歩。もう二度と会うことはないと思っていた人と偶然の再会を果たした。稲森透子――初恋の人。 ただの友達としてこれからの関係が始まると思っていたのに、彼女の婚約者の死を見届けることになるなんて。……三条さんが死ぬなんて。 華やぐ感情の隅に渦を巻く、混濁する狂気と理性。過去と現在が入り交じり、僕は立つべき場所が分からない。 ――なぁ、僕は何を見つければいい?
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推理[文芸]
最終更新日:2016年05月29日
連載 完結済 13エピソード
僕は“探し物探偵”神咲歩。近所の高校で、盗まれたであろう女子生徒の体操服を探すことになったのだが……どういう訳か物理教師の遺体を発見することになる。しかも警察の代わりに僕が捜査をするだって? 他人事のような学校、動じない生徒、蔑まれた被害者――。 歪んだ不可解な関係の中で、僕は生徒達のあるべき心を見つけ出す。
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推理[文芸]
最終更新日:2015年12月30日
連載 完結済 13エピソード
僕は“探し物探偵”神咲歩。今回の依頼は何かがおかしい。有名画家がアトリエから自分の絵を見つけてほしいと言うのだ。あまりに簡単な依頼に訝しがりながらも出掛けた訳だが。 ――本当の依頼は『自分を殺す人を自首させてほしい』だって? 三枚の写真で彼と共に微笑む、三人の男女。その裏で彼を睨んでいるのは一体誰なのか。――僕は隠された殺意を探すことにする。
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推理[文芸]
最終更新日:2015年07月06日
連載 完結済 14エピソード
僕は“探し物探偵”神咲歩。今日の依頼は少々難航しそうだ。明日までに婚約指輪を見つけてほしいとの事だが、広い屋敷の中で細指の彼女の指輪を見つけるだなんて。 けれども“探し物探偵”の名に賭けて、と懸命に探す僕を嘲笑うかのように、彼女は永遠の眠りに就いた。美しく清らかに、ただ眠るように――。 自殺か他殺か、何故彼女は死ななければならなかったのか。 ――僕は今から真実を探す事にする。
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推理[文芸]
最終更新日:2015年02月17日
連載 完結済 33エピソード
 高校一年生の成瀬篤人は過去のトラウマにより目覚めた防衛本能により、孤独な生活を送っていた。  高校の入学式の朝、篤人は同級生の少女・栗橋まどかを不良から助ける。そのことによって、学内に設けられている犯罪撲滅グループ『AGC(Anti Guilt Children)』に目を付けられ勧誘を受けるが篤人は断る。帰宅後、篤人を待っていたのはまどかとの同居だった。そして、まどかから人の心がオーラの色で分かる力と妹が殺人事件の容疑者として逮捕されたことを聞かされる。篤人はまどかからAGCに入会して事件捜査に協力して欲しいと言われ一度は迷いながら断るものの、妹の逮捕によりクラスメイトからバッシングを受けるまどかの姿を見て彼女を守ることを決意し、AGCに入会する。  防衛本能によって残念な主人公・成瀬篤人、人の心の状態を見るヒロイン・栗橋まどか、才色兼備なリーダー・堤奏、ツンデレな先輩・宮永紗希、童顔男子な先輩・上杉香織の5人によるAGCが事件の真実を追っていく。  ※カクヨムでも公開しています。  ※章分けをする形で短編もここで公開することにしました。  ※お気に入り登録、評価、感想などお待ちしています。
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推理[文芸] 残酷な描写あり
最終更新日:2014年03月15日
連載 完結済 34エピソード
 高校2年生の進堂由宇は1年前に家族を交通事故で亡くしたため1人暮らしをしていた。だが、大地震が発生したことで家が崩壊してしまう。由宇自身も崩壊に巻き込まれ意識不明の重体に陥る。  意識を取り戻すと、日本有数の財閥・藍沢家のお屋敷にいた。そこで、由宇は藍沢家の令嬢でありクラスメイトの藍沢麗奈から自分の執事になることと、学校で発生した殺人未遂事件を一緒に解決することを頼まれる。執事になることは快諾したが、殺人未遂事件の捜査をすることには難色を示す。だが、親友が被疑者として逮捕されたことを知り、由宇は真実を追うことに決める。しかし、真実を明らかにするには色々な壁が待っていた。  果たして、由宇と麗奈は真実を明らかにして真犯人を捕まえることができるのか?  ※カクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、評価、感想などお待ちしています。
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推理[文芸] 残酷な描写あり
最終更新日:2013年12月22日