世界は一度終わった。世界を包んだその大災害は多くの命を奪い、ある意味作り出した。世界は作り変えられ、大きく変異した食物連鎖に人々はおびえる生活を強いられた。そんな中生まれる子供たちは瘴気に汚された化け物ばかり。人々はその子供たちに「失われた未来」という蔑称をつけ差別し、一般人との差別化を図った。
二十年経った今でもその名残は消えないまま瘴気に汚された化け物たちにおびえ「失われた未来」を差別しながら人々は生きていく。そんな世界で生きる「失われた未来」の少年少女のお話。
――原作、復讐という名の物語(自己作品)