魔塔の魔法使いロミィは、上司である魔塔主から勇者パーティに同行して魔王を倒してこいと命じられる。それはもうロミィには断ることのできない話だった。
勇者は異世界人、聖騎士は侯爵令息、聖女は王女殿下――あれ。庶民なのって私だけ?
王女様が食堂の相場を知っているわけがなく、侯爵令息には宿の借り方なんてわからない。異世界人は協力的だが感覚も常識も違う――
ロミィは嘆いた。
「私に掛かる負担、大きすぎるんですけど!」
※カクヨムにも投稿しています。
───────────────
※召喚勇者がいるからと思って『異世界転移』としていました。主人公ではない場合、ただのハイファンタジーで良かったんですね。チェック外しておきました。すみません!