非凡な力を持ちながら平凡な生活を送る少年がいた。
ただ何気なく過ぎていく日々。
しかしそんな日常が変わり始める。
『助けて』と助けを求める少女の夢を見始めてから。
次第にその夢を見る頻度が多くなる。
誰が自分に助けを求めているのか。
なぜ自分に助けを求めるのか。
何も分からぬままただ時だけが過ぎていく。
そしてある日、ついに少年は『異世界』へと飛ぶ。
そこはまだ見ぬもの、『剣や魔法、龍、獣人、精霊』が存在する
世界だった。
その世界は世界の大半を『グリテン帝国』通称『帝国軍』が
占め、大陸統一を目論んでいた。
帝国軍に対抗するため、少年は仲間たちと共に『連合軍』を立ち上げ、勢力拡大のため
奔走する。次第にそれは対立しあう精霊などの異種族をも巻き込んでいく。
右も左も分からぬ世界で、少年は自分の目で見て、
自分の足で一歩ずつ前へと進んでいく。
これは、後に『黒の銃騎士』、『自由の体現者』、『銃撃の鬼神』
など様々な呼び名で世界中に名を轟かせる男の物語。