リディアーヌにはモーリスという幼馴染がいる。婚約こそしていなかったものの、将来二人は結婚するのだろうと、周囲の誰もが思っていた。リディアーヌ自身も当たり前のようにそう思っていたが、ある日、モーリスと友人の会話を聞いてしまい、その将来が音を立てて崩れていった。リディアーヌは彼の婚約者ではないし、親同士が仲が良いだけで将来を誓い合った仲でもない。そのことに気が付いたリディアーヌは、モーリスから離れることを決意した。周囲が思う当たり前に逆らうことを決めたリディアーヌは、同じ皇宮仕えをしているドロシーに成り行きで男性を紹介してもらうことになったのだった。GW中の完結を目指しています。←すみません、無理でした。延長します。電子書籍化が決定いたしました。詳細はまたお知らせいたします。