進学のため主席軍師が離れた、平成28年初夏の澪。
5つの組織から送り込まれる5人の諜報員。
あるものは辺境の王国の切り崩しを狙い、またあるものは内部へ食い込むことを企図し、そしてまたあるものはそれらを妨害するため。
見えない思惑、見えない敵、そして、見えない味方。
主席軍師を欠いた潮騒の街を舞台に、繰り広げられる読み合い、化かし合い、暗闘。
街に残るものたちは、謀略の季節を乗り越えられるのか。
実剛「言いたいことは色々あるんだけどさ。僕、今度こそ覚醒するよね?」
美鶴「何言ってるの兄さん。覚醒どころか、出番すらないわよ」
実剛「僕……旅に出ようかな……」
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※ウィキは、「潮騒の街から」のものです。