高原夏美は妹の美月と二人暮らし。長身であることにコンプレックスを抱いている二十歳。母が亡くなってからはバイトを掛け持ちして、妹を養っている。妹の美月は、夏美が子供の頃に異世界から来た美しい女に母が託された子どもだった。
バイト帰りのある日、夏美は不思議な占い師に声を掛けられる。
そこから物語は動き出す。
夏美を迎えに来た美月を異世界の謎の男が連れ去る。そしてそれを追う女魔導師。
夏美は女魔導師と共に美月を探す旅に出る。その世界は魔獣がうろつく世界だった。
これは私のデカい女賛歌です。強くてちょっと乙女チックな夏美の冒険にご期待ください。
挿絵は留菜マナさんより頂いた美月と、トトさんより頂いた夏美、美月姉妹です。