世界の主要先進国が対テロ国家殲滅作戦のために共同開発した次世代人型兵器『戦機』。
戦場の兵士たちは、戦機乗りをその圧倒的な戦闘力から畏怖の念を込めて
ーー『戦鬼』ーー
と呼んだ。
世界は、第三次世界大戦…後の世に『テラ・テネブラエ』と語られる戦争を「アルカナの21大英雄」と呼ばれた戦鬼の活躍により終結を迎え、その戦後処理と反政府組織の残党部隊の処理に追われていた…。
同世界大戦において、日本国空軍の戦闘機パイロットであった「橘薫」は、戦機による新たな機甲部隊を求めていた日本国防軍の適正検査で戦機乗りとしての適正有りと判定され、戦機搭乗者養成学校に入校することとなる。
そして、そこでかつて歌手を目指していた少女と出会う。彼女もまた、戦機搭乗者としての適正を見出された者だった。
彼女は「橘」に告げる
「自分の歌で世界を平和にしてみせる。」
と、そして「橘」に問う
「何故戦機に乗るのか。」
と…。
徐々に歪んでいく世界
交錯するそれぞれの陣営の思惑
やがて対峙することになる運命に「彼」は抗うことを決める。
今、翼の折れた烏が…「戦鬼」として、再び戦場に舞い戻る!!