ブックマーク一覧 カテゴリ1 全252件
連載 79エピソード
「大尉殿は――分遣隊長殿は、戦死されました」  派遣された部隊に着任したら、隊長は既に戦死していた。 ☆ 「まずくあります。半方焼けてしまいました」  集積された輜重品は焼かれ、彼の俸給の3か月分以上が灰になっている。 ☆ 「クソが、悪魔に喰われろ」  不十分な記録。  数字だけ整えられた帳簿。  前任者のいない引き継ぎ。 ☆ 「しかし、とは申しましても、当家や領地の備蓄にも限りがございます」  子爵家の家宰は表情を変えずに言った。  それでも彼は、ここから必要な物資を調達せねばならない。 ☆ 「期限は?  それと、報酬」  冒険者と交渉し、 ☆ 「仕事が早いな、新任の隊長殿は」 「小官は代理です、少佐殿」  他の部隊長に頭を下げ、 ☆ 『久しぶりだな、レフノール。無事荷が届いたようで何よりだ。息災か?』  実家を巻き込んで。  彼は、兵站業務をこなさねばならない。 ☆ 「できればもう少しのんびりした部署が良かった」 「隊長のような方は、仕事の方で放っておかないと思います」  休みたい、という彼のささやかな願いが叶う日は、いつ来るのだろうか? ※本作は「カクヨム」様にも並行して投稿・連載しております。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月26日
連載 629エピソード
仮想空間に構築された世界の一つ。鑑(かがみ)は、その世界で九賢者という術士の最高位に座していた。 ある日、徹夜の疲れから仮想空間の中で眠ってしまう。そして目を覚ますと、そこは今までの世界とは違い……。何よりも、慣れ親しんだ渋く老練とした威厳のある姿が、幼気な少女のものになってしまっていた。 何者かと問われ、正直に名乗れば今まで培ってきた荘厳なイメージを崩しかねない状況。そこで思いついた言い訳は……。
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月02日
連載 完結済 178エピソード
『ドーソン・イーダ』は、アマト皇和国士官学校を次席で卒業したばかりの青年である。士官学校の校長の企みにより、卒業時に『特務少尉』の位と共に任じられる。その役目は、私掠宇宙船を駆り、敵である『人類統一国家スペース・ユニオン』の勢力下で、宇宙海賊として働くこと。任務で与えられる皇和国からの支援は、私掠船≪大顎≫号と初期物資のみ。任務のお供もコミュニケーション用人工知能の『オイネ』だけ。 理不尽な任務ではあるが、海賊という偽りの身分を用いて他の海賊と関りつつ、SU(スペースユニオン)を害してアマト皇和国に利するための行動を、ドーソンは模索していく。 この海賊任務の果てにドーソンがどんな軍歴を辿るかは、未だに誰も知らない。
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宇宙[SF] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年10月27日
連載 156エピソード
人間の居住圏が巨大大陸の片隅にしかなく、その他の場所は魔物が闊歩する魔境となっている世界。 居住圏いっぱいに人が増えたため、魔境と領土を接する辺境貴族は、魔境を切り取って領地とすることを定められた。 人を守護する神は、魔境を切り取るための力として、新たに『天職』という加護をもたらしてくれた。そのお陰で人々は戦闘向きの天職に限り、魔境の魔物に勝てるようになった、そんな時代。 プルマフロタン辺境伯家の長男バジゴフィルメンテ・サンテ・プルマフロタンは、幼少から剣の天才と評価され、そして十歳で教会にて行われる天職の儀で神から『剣聖』を授けられた。 しかし、その儀場で剣を抜く際に手から取り落としたり、剣を振った際に手からすっぽ抜けてしまったりと、天職が剣聖らしからぬ行動を見せてしまう。 その行動の原因が『不適職者』--天職と肉体が適合していない者ではないかと父親に疑われ、しかし次男以降の子が戦闘向きの天職を得られるかはまだ不明だからと、薪割り小屋に住処を追いやられて留め置かれることになった。 不遇な状態に置かれたはずのバジゴフィルメンテは、剣聖を与えられたときからなにか思惑があったようで、薪割り小屋暮らしを苦にしてない。 バジゴフィルメンテの思惑とは? 彼は本当に不適格者なのか? バジゴフィルメンテの将来はどうなるのか?
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月04日
連載 完結済 465エピソード
 エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。  彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。  彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。  しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。  そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。  しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。  更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。  彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。  マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。  彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。 ■■■  あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。 ■■■  カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。 ■■■  第12回ネット小説大賞にて入賞作品となりました。応援、ありがとうございました。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月29日
連載 161エピソード
皆さまは、とても思い入れのある作品というのはございませんでしょうか。 神ゲーと言われたあの作品、クソゲーと言われててムキになって攻略した駄作、良くも悪くもない凡作。 数多の作品の中に一つ一つ思い入れや思い出が存在するかと思います。 キャラが良かったが、ストーリーがイマイチだった作品。 ストーリーは良かったが、ゲーム性がイマイチだった作品。 全てにおいて文句の付け所がないような作品。 どれもが誰かしらの記憶に乗り、自分の中ではお気に入りと言えるような作品があるでしょう。 今回持ち出す作品も、そんな作品の中の一作の世界でございます。 生まれ変わる彼からすれば、青春を共にし、そして鮮明に思い出せるほどのお気に入りの一作。 もし仮にそんな世界に飛び込み、そして自由にしていいと言われればどんな反応を示すでしょう。 これは、そんなことを体験した一人の少年の物語です。 原作を気にしつつ、それでも順守するか、破壊するかは彼次第。 しかし、忘れてはいけません。 彼の世界はゲームの世界ではございません。 しっかりとした、現実であることを。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月03日
連載 146エピソード
 ノミの背中に金閣寺の入れ墨を彫れるド器用主人公による、不器用過ぎるオーバーテクノロジーばら撒きポストアポカリプス生活。
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ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月02日
連載 完結済 60エピソード
海洋惑星メルヴィル──そこは希少鉱物「アビサル・クォーツ」を巡り、五大企業、海洋民兵、無法者たちが覇権を争う激戦の地。 かつて五大企業の一角“ゼニット・コンツェルン”の令嬢であった「セレジア・リング」は、総帥にして父「カシウス」の進める“強化兵士計画”を批判したことがきっかけで、企業から、そしてリング家から追放される。 すべてを失った彼女に残されたのは、忠実な執事「バートラム」と、計画から連れ出した強化兵士「B・B」、そして古びた採掘艦「インスマス号」だけ。 クォーツ探鉱を生業とする“開拓者”としての再出発を果たした彼女は、戦場での活躍を通じて仲間を増やし、彼らと共に運命の歯車に抗いながら、父の野望と再び対峙する。 戦いに縛られる強化兵士、暴走する企業の陰謀。 青の戦場で交錯する信念と絆。 ──クラン「ヴァルハラ・ホライズン」の果てなき航海が、いま始まる! 【ニュース】 『【10分でわかる!】ヴァルハラ・ホライズン(n2529jw)』を投稿しました! 各章6~10分で読めます!こちらは書け次第更新です! ※2024/12/20、タイトル・あらすじを一新しました。(旧題:追放された元令嬢は、開拓者クランマスターとして成り上がるようです 〜ヴァルハラ・ホライズン〜) ※誤字報告、大変助かっております……!感謝……! ※こちらの作品は、カクヨム様でも掲載しております。
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空想科学[SF]
最終更新日:2024年12月21日
連載 144エピソード
騎士爵家 三男の私には、前世に於ける記憶が有った。 しかし、それを公言する事は無い。 余りに悲惨で、憂鬱な記憶。 出来れば、忘却の彼方に打ち捨てたい記憶でもあったからだ。 この国の辺境の騎士爵家の三男と云えば、家の為に献身を求められ、やがて民の為に死す運命の元に産まれたと云える。 幸いな事に、私には持って生まれた『ギフト』があった。 よって、この『ギフト』を用い、騎士爵家の家長たる父、継嗣たる兄達の生残性を少しでも上げる努力をせねば成らない。 何故ならば、彼等は、私を愛してくれたから。 それが、唯一の理由でもある。 民草を護り、王国の安寧に寄与すると、壮大で殊勝で矜持に満ちた父や兄達とは違い、私にはそのような大それた信念は無い。 ただ、ただ、自身を愛してくれた者達が安寧に暮らしていける手段を求めただけだった。 だから、買い被りはよしてくれ。 私は、辺境の子であり、騎士爵家の三男で在り…… 魔物、魔獣から民を護る存在なのだから。 とある世界、とある国の、辺境の騎士爵家に生まれた漢の生き様と、心の在り処。 淡々と、一人称でお送りする、” 普通 ” の男の物語。 ©龍槍 椀 2024- (無断利用禁止)
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月20日
連載 318エピソード
 ☆オーバーラップノベルスから書籍化されました!☆  川で溺れて死んだ男は、気づけば異世界で生まれ変わっていた。  現世で冷たい家庭に育った主人公は、あたたかい家庭に生まれ落ち、  地球とは少し違う世界を楽しみながら育ってゆく。  だが、生まれ育った国は内憂と外患によって滅びようとしていた。  普通より少し頭がよく、決断力のある主人公が、自分の居場所を作っていく物語。  注意:  魔法などの幻想的な要素は登場しません。  主人公は特異な技能をもたず、超能力等特異な技能を持った人物も登場しません。  誤字脱字報告大歓迎  2019.1.2第一部完
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月15日
連載 575エピソード
*活動報告にて、書籍七巻刊行、コミカライズ情報掲載中。番外編もあります。 恵まれた生まれながら家族仲のよろしくなかった男が生まれ変わったのは、帝国が大陸全土を掌中に収めた魔法のある異世界。転生して皇帝の長男アーシャになったが、血筋のせいで嫡男ではない。だったらいっそ嫡男の弟に任せつつ、前世ではありえなかった仲良し家族を目指そう。 宮殿の端に追いやられつつ、誰も目を向けずにいる錬金術を趣味にして好き勝手。さらに科学ではありえない知性体を生み出し、セフィラと名付けた。知性体を育てつつ、アーシャはのびのび自由を謳歌……したかったのだが、皇帝長男の動向に貴族たちは疑心暗鬼でちょっかいをかけて来る。子供のふりで逃げたり、時にはやり返したりしながら、アーシャは宮殿の端で忘れ去られた錬金術の可能性を広げていく。 「弟にはいつになったら会えるかなぁ」 *以下にご注意ください。  ・主人公の立場は弱いまま、皇帝になりたくないので成り上がりません。  ・死人が出るような報復はありません。  ・五話ごとに閑話が差し挟まります。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月04日
連載 162エピソード
2023/6/16書籍版に合わせたタイトルに変更しました 「お前らいい加減にしろよ! 俺は魔剣技師で何でも屋じゃねぇし、ここは工房で、食事処じゃねーんだよッ!!」  日本人だった前世の記憶を持ってこの世界に生まれた主人公バッカス。  彼は子供の頃に神が振るう神剣と呼ばれる武器を見た。  それ以来、彼は神剣に憧れそれに迫る魔剣を造ることを夢に、魔術と魔導技術の世界へと足を踏み入れた。  そして現在――27歳のバッカスは、酒好きの多い町ケミノーサで魔剣の研究をする片手間に、日用品の魔導具を造ったり魔術士として何でも屋を手伝ったり昼行灯として食事をしたり酒を呑んだりしながら生活している。  魔剣だけ造っててもお金にならないので仕方が無い。  神剣にこだわり続けてても生きてはいけないから他のモノも造る。  いつかは神剣に迫る魔剣を造りたいがそれはそれ。   魔剣技師バッカスは好き勝手生きている。  酒を呑むのは好きだし、食事も大好き。料理そのものは趣味ながらプロの域。  何でも屋としても腕利きで、魔術士として戦闘するのもお手の物。  気づけば餌付けしてしまっていた友人知人に囲まれて、魔術の腕前頼りにやたら厄介事が舞い込んでくる気がするけど気にしない。  口は悪いがお人好しのバッカスは、喰って呑んで魔剣を造って、時々舞い込む厄介事に手を貸して、ちょっぴり女難の相に悪さをされながら、日々の生活を営んでいる。  冒険控えめ、食事は多め、時々バトルな、スローライフ気味異世界生活を送るバッカスの雑記帳。  これは――強き芯を抱く者たちの幻想譚。  カクヨムにも掲載しております。  書籍版1巻 2023/7/14 発売
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年04月14日
連載 138エピソード
 僕は料理が好きだ。でも、買い物の帰りにどこかの国に迷いこんで傭兵部隊の料理番をすることになりました。何故こうなったのか分かりませんが、生き残るために美味しい料理を作ることにします。…………これは、後の世で伝説となった英雄たちの部隊で、彼らを支え続けた偉大な料理人の話。 ★コンプティーク2015年5月号にて紹介されました。この場を借りて、編集者Hさんと応援してくれる読者の皆様。そして雑誌を読んで来てくれた皆様へ感謝の言葉を捧げます。 ★ヒーロー文庫さんより書籍化しています。小説は十五巻まで発売中。 ★十四巻にてドラマCD化しました。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年01月02日
連載 218エピソード
【プロローグ】盗賊に囚われた美しい女性は、かつて恋したゲームキャラ、王女ミリリアだった。ゲーマー春山 悠斗(はるやま はると)が転生したのは『ディバイン・セイバー』というエロゲー世界。それも、二人いる主人公のどちらかではなく『誰よりも早く死ぬ奴』としてネタ扱いされている盗賊A。ゲーム開始時点で誰よりも先に死んでいる盗賊Aだけど、ミリリアに降りかかる不幸を払うべく、ゲーム開始前の段階でストーリーをぶち壊すために奔走……もとい、ミリリアと共に必死に隠れて生き延びる。  【第一章】ミリリア姫と元奴隷少女を救出した後は、魔王退治に旅立つ勇者と友好を結び、その仲間集めに尽力する。ゲーム進行に従い、メイデンである魔法使いと僧侶の二人を勇者の仲間にしようと画策するが、勇者の華麗なる逆襲と本人のうっかりもあり、ぎゃふんしたり牢屋に入ったりして、なぜか拠点を手に入れる。  【第二章】引き続きメイデン達を救けるため、家でぐーたらしたり、連日旅芸人の舞台見学デートしたり、僧侶を混乱させた隙に娼館に駆け込んだりと忙しい日々を送る。その合間で、ゲーム攻略時の『弱くてニューゲーム最適攻略チャート』に従い、大精霊に会ったり錬金術師に協力を取り付けたりしながら、メイデンの少女を助けるためにエリクサーの入手を目指す。  【第三章】武闘大会の優勝賞品はエリクサー。参加登録を断られたハルトは、なぜか盗賊から貴族になる。大会予選ではメイデンの一人が帰らぬ人となったと聞いたり、突然あらわれた自称妹に襲撃されて気絶したりしつつ、決勝トーナメントで主人公の一人である黒の魔剣士と対峙する――いまだレベル1のハルトの運命や、いかに!?  この作品は、短編小説『ディバイン・ブレイド ~ゲーム開始時点で既に死んでいる盗賊Aだけど、お姫様だけは不幸にさせない~』(https://ncode.syosetu.com/n5641ht/)の連載版となります。プロローグ(1~3話目)が短編と同じ内容、第一章(4話)からが新しい物語となります。  気楽に笑えて、たまーにちょいギャグえろくらいの温度感でやっていきますので、どうぞよろしくお願いします☆
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2025年06月02日
連載 完結済 91エピソード
戦地から戻り、聖剣を得て聖騎士として英雄になった夫エリオットから、帰還早々に妻であるフローラに突き付けられた離縁状。 戦場で傍に寄り添い、その活躍により周囲から聖女と呼ばれるようになった女性エミリーを、彼は愛してしまったのだと告げる。安全な王都に暮らし日々祈るばかりだったフローラは、居場所を失くしてしまった。 反論も無く粛々と離縁を受け入れ、フローラは王都から姿を消した。 その日を境に、エリオットの周囲では異変が起こり始める。 一方でフローラは旅路で一風変わった人々と出会い、祝福を知る。 ―――――――――――――――――――― ※他サイト(アルファポリス)で2024年7月30日より掲載の作品です。同時更新、本編完結済み。 ※ファンタジー要素強め、やや群像劇寄り たくさんの感想をありがとうございます。質問以外は返信を控えておりますが大切に読ませていただいております!
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年10月28日
連載 342エピソード
母親は側妃、でも僕は第一王子なので、王位継承権は第一位。 ようやく思考と肉体が繋がって、思い通りに体を動かせるようになったんだけど、どうにも僕の環境はよろしくない。 どうやら父親の国王陛下は、最愛の王妃様との間に出来た第二王子を自分の後継者にしたいようで、第一王子とその母である側妃を放置。放置というか無視。 なんかこれってどこかの小説で見たようなテンプレじゃないか? 国王陛下から邪険に扱われる側妃を母親に持つ王子様が、自分は愛されてないとかなんとか拗ねまくって、あれは嫌だこれは嫌だ我儘放題に成長した挙句、学園の卒業式で、国王陛下が王命で決めた、家柄も容姿も性格も完璧な婚約者の令嬢に婚約破棄を突き付けて、ご立派な人格者な弟王子に婚約者を横取りされて、ざまぁされる王子様。 冗談ではない。 そんなやべーフラグは折るに限る。 自分の将来のほうが大事。 まずは王子様をやめようかと思う。 カクヨムのほうにも一話先行で投稿しています。
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ヒューマンドラマ[文芸] R15
最終更新日:2025年06月03日
連載 258エピソード
◆カドカワBOOKS様より書籍 第2巻 発売中◆ ◆コミカライズ 第1巻 発売中 カドコミ&ニコニコ漫画で配信中(↓にリンクあり)◆ 剣術などの武術が盛んなエーデルタルト王国に魔術には優れていたが、武術が不得意な王太子がいた。 武を貴ぶ王は剣もロクに使えない王太子に諦めをつけ、王太子の弟を次期王に指名しようとする。 王は両者を戦わせ、勝った方を次期王にすると宣言した。 そして、御前試合は…………弟が勝った。 これにより、王太子であるロイドは王族から貴族に落とされ、辺境の地へ流されることになってしまった。 納得がいかないロイドはその夜、婚約者であるリーシャと共に見張り台から城を眺める。 2人は城を眺めながら敗北と悔しさを堪えながらも涙した…… 「腹いせにぼやを起こす魔法をしかけてやったわ」 「奇遇ですね……わたくしもです」 「「ははは…………え?」」 ちょっとした火種も2つもあれば燃え上がり、王都に警鐘が鳴り響く。 ロイドとリーシャは王都を出ると、道中で再会した元同級生のマリアを巻き込んで他国に逃れることにした。 魔法の天才である廃嫡王子と剣術の天才である悪役令嬢とかなり不幸な田舎令嬢のやりたい放題な逃亡劇が始まった……
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月01日
連載 101エピソード
人類が宇宙に進出してから数千年。 生活のために軍に志願したら、念波という特殊技能持ちであることと、人型兵器コンバットアーマーの操縦適性があることが判明したケンジ・タナカは、常に転職したいと思いながら、汎銀河共和国宇宙軍特務隊上級大佐として働いていた。 ケンジが定期的に起こる惑星反乱を鎮圧して帰路についたところで、突如出現したブラックホールに吞み込まれてしまい、目を覚ますと剣と魔法の世界に。 そして最下級貴族の『郷士』、グラック家の跡取りであるエルオールの体に魂が乗り移っていた。 この世界には、魔力で動く人型兵器『魔晶機人』とその上位機『魔晶機神』が存在し、操縦できる『操者』の大半が貴族で、彼らが世界を支配し、支える存在となっていることを知るケンジ。 「とはいえ、私は最下級の郷士だ。魔晶機人を使って領地を開発し、プチリッチに生きていくんだ」 軍人時代からお上に関わるとろくなことにならないと思っていたケンジは、田舎領地の主としてほどほど豊かに暮らしていこうとするも、前世のエースパイロットとしての腕前と、膨大な魔力のおかげで徐々に注目されていくように。 果たしてケンジ……エルオールは、平穏な田舎貴族暮らしを手に入れることができるのだろうか?
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月31日
連載 73エピソード
 戦場で四肢を失い、臓器もいくつか失い、更には貌までをも失いつつも、その全てを人造物に置き換えて生き延びてきた傭兵のグレンは飽き飽きしていた。 「イチ抜けた!」  そう言って地獄のような傭兵生活からドロップアウトした彼は、長年の傭兵生活で貯めに貯めたなけなしの金を振り絞り、限りなく自由な――あるいは無法な――生活が満喫できる惑星へと降下する。  身体の八割を義体化した不死身のサイボーグは突き進んでいく。優雅な農場生活と嫁さんを求めて。  大丈夫、リュートの作品だよ( ˘ω˘ )(嫁は増える。多分  2024/8/3 カクヨムにも掲載開始 ※ユニコーンの方にはショッキングな描写があります! 立ち入りはご遠慮下さい!_(:3」∠)_
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宇宙[SF] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月04日
連載 142エピソード
◆KADOKAWA エンターブレインの単行本より書籍化決定! 来たる大戦と破滅を回避する方法はただ一つ。 圧倒的最先端技術で主人公を制圧し悪役皇女を救うこと。 敗戦国ウェールランドの少年、グリム・フィリオンは5歳の時、この世界が前世ではまっていた『ギア×マジック』の世界だと気が付いた。 そこは半機半人の怪物『ガーゴイル』との壮絶な生存競争の中、工業と魔法が発達した世界。ガーゴイルに対抗するために開発された魔法動力式の鎧『ギア』が戦いの規模を変え、巨大なガイナ帝国が絶大な力を誇っていた。 グリムは、この先の未来、ガイナ帝国の崩壊によって人類に破滅が訪れると気が付く。 そのきっかけとなるガイナ帝国皇子の謀反を阻止するため、グリムは物語の筋書きを変えることにした。 全ては第二皇女の死から始まる。 皇女の死を回避するには『ギア』の性能を大幅に上げる必要がある。 グリムは『ギア×マジック』の知識を駆使して技師として成り上がり、第二皇女ルージュのギアを大幅にスペックアップする計画を立てた。 帝国民に差別されながらも、グリムは天才的整備力で駐屯軍の軍人に信頼を得て、『ギア』の整備まで任せられる。 やがてその力は大規模な戦闘で発揮されていく。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年06月02日