ごく普通の日常を送っていた高校生・暁美悠人。
彼はある事件に巻き込まれた際、自身の本性が四百年前に死んだはずの吸血鬼の真祖・ユークリッドだと知ってしまう。
自身の内に潜む残虐非道な吸血鬼王としての側面に絶望しつつも、何も知らない幼馴染や親友を護るため自身の運命に抗うことを選んだ悠人だったが、周囲はそれを赦さない。
強引にでも王の帰還を望む真祖の眷属「四使徒」。
吸血鬼の根絶と神の救済に満ちた世界を願う対吸血鬼秘密結社「マリーエンキント教団」。
そして、世界で唯一真祖を殺せる力を有した白き聖女――「クルースニク」。
そんなクルースニクの少女・ローラに命を狙われることとなる悠人だったが、ひょんなことから互いの利害が一致し、一時的に共闘の盟約を結ぶこととなる。
だが、それはやがて、真祖とクルースニクの許されない恋愛へと発展していき、同時に二人は世界に仕組まれた大いなる陰謀へと巻き込まれていく……。
人類の敵である少年と人類の救世主である少女が織り成す、現代ボーイミーツガール×厨二病風味伝奇ダークファンタジー。
殺すか、それとも愛するか。あるいは――
※賛否両論分かれる内容だと思います。苦手だと判断したら何も言わずブラウザバックお願いします。
※大量出血を始めとする残酷描写&不快感を与える可能性のある発言が多く登場します。
また物語後半より主人公が闇堕ち&ヤンデレ化する展開が含まれます。あらかじめご了承ください。