いつからいたのか、少女は高い壁に囲われた狭い世界にいた。
人の死が身近にある環境で、その日の糧を求め彷徨う日々を送っていた少女。 彼女はあるとき、大怪我を負った冒険者に出会い黒い塊を渡される。
力、言葉、記憶さえも持たなかった少女だったが、その冒険者から渡された黒い塊により力を手に入れる。そうして得た力を使い外への脱出を試みると、気づけば壁の外で以前自分がいた場所だと言う所へと連れ戻されていた。
そこは心に傷を負った少女達が、それぞれの願いと共に生きる場所。
帰ってきた少女は、自分の過去や少女達の願いと向き合う事となる。
初投稿です。小説執筆自体が初めてなので、文章構成力は乏しいかもしれません。
それでもよろしければ、是非ともお付き合い下さると嬉しいです。
※4/25 あらすじに変更加えました。タイトルよりサブタイ削りました。