物語は確かに終わった。 らくがき帳に書きなぐられ放置された物語りはただ、ただ静かにそこにあり続けるだけ。 けれどもう少し。 あの時にこんなことがあったのだと。付け加えられた小さなノートがあったならば。 もし、そのノートをご覧になりたいと願ってくださったなら。 どうぞその先へ。おいでくださいませ。

　嵐の夜、大嫌いなあいつと会社に閉じ込められた！ 　嵐が過ぎるまでのふたりの攻防をお楽しみください。 　８月２５日の台風１５号は九州に上陸、横断していきました。嵐が過ぎるのを待ちながら、思いついたストーリーを短編にしてみました。（実際の台風は朝方上陸したのですが、そこはフィクションの世界、都合のいいように使わせていただきました） なお、この物語はワールドのweb拍手からの転載です。