人類に授けられた新たな力「感脳波」
それによって社会は発展し、人類は未だかつてないほどの繁栄を手にした。しかし、未だ人間の悪意は途絶えることなく、世界は平穏とはほど遠い状態であった。
そんな社会を裏から維持する組織「感脳波犯罪対策課」に、感脳波を使えない「イレギュラーズ」と呼ばれる青年、九城真はある能力を見出され、その一員となった。
そして、彼の加入をきっかけに、この世界に潜む闇は大きく胎動していく。対策一課の一員であり、家族の仇を探し戦い続ける復讐者、篠宮紫苑を巻き込んで。
彼らを待っているのは、憎悪か、絶望か、虚無か。