第0話「師匠が言った量産型の自称『魔王』」
なあウェイン。例えば大魔王とかそういう凄い奴でさえ、全部の悪魔を掌握したのかどうか……それは誰にもわからないんだ。何故なら悪魔がどれだけいるかどうか誰にもわからないからね。
だから今後、もっと凄い魔王が現れるかもしれない……すると『魔王の可能性』すなわち『悪魔使役できるヤツ』を片っ端から殺していく必要がある。魔王が力をつける前に、その可能性を全て潰すのだ。全てを等しく追い、全ての『可能性』を潰す。
こうなると殺す側には納得できる理由ができる。それはもう『聖戦』だ。正しい戦いなのだ。故に、殺しても良心は全く痛まない。むしろ殺せば殺すほど称賛される。
必ず…いいか、必ずだ。必ず、人間は『正義』を持つと『悪』に対して過剰に攻撃的になる。ウェイン。これだけはよく憶えておけ。『正義』を行使する時は自分の心に注意しろ。
#…ウェインは、師匠が警察を嫌ってるのってそこらへんの事情かと思ったが、黙っておいた。
『魔王の可能性』を『全て殺す』こと……さて、ウェインはこれをやろうとするかな?
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『本編』ウェイン・アポカリプスはリアル寄りファンタジー、転生なし。リアル寄りどころか警察も(少し)いるくらい。
「頑張れアヤナ隊長!」(ポンコツ)やってます。
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(うさんくさい留置所の話)「ムショヅメ」やってます。
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「ディアの(省略)」勢い&短編集(短編はこちらに移動させました)
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