辺境の街サヴォンに暮らす万年D級冒険者ロイド・クレメンス、17歳。
東京郊外で定年後の穏やかな生活を送る元会社員・桜塚猛(さくらづかたける)、70歳。
昇格をかけて踏み込んだ遺跡の奥で倒れたロイドは、東京・桜塚家で目を覚ます。
一方、何事もなく眠りについたはずの桜塚猛は、サヴォンの宿屋で目を覚ます。
二人は、自分の姿を見て驚愕する。
ロイドは見覚えのない老人の身体に、桜塚は若く精悍な冒険者の身体に変わっていた。
何の接点もなかったはずの二人の意識が、入れ替わってしまったのだ!
常識の通じない異世界に放り出された二人の冒険が、今始まろうとしていた――。
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