臨死体験をすると奇妙な能力が発現するという話を聞いた事がある。俺の場合、右目の視力を失ったのと引き換えに様々な変化が起きた。日常生活にさえ不自由を感じるようなった俺は、親戚が経営するカナダの畜産農場へと生活の場を移すことにした。
それから三年後、祖父の遺産を相続するため日本ヘと帰国。東京で生活するうち、異常な力の消滅を知る。あの力の正体が何だったのか不明のまま、気儘なサラリーマン生活を送る……
そんなある日、とんでもない事件が起きた。異界に飛ばされたあげく“闇のアダム”として種馬みたいな役目を押し付けられたのだ。契約に従い子種をよこせと迫る超絶美女たち。
なんじゃコリャ、ハーレム設定か?と思いきやそうではなかった。次々に刺客が現れ『アダム因子』をめぐる陰謀と闘争に巻き込まれる。アダム因子が持つ特別な能力は、本人にではなく、宿した子に宿るらしいのだ…
《異世界冒険譚》『召喚からはじまる俺の明るい家族計画』 神の子宮編〈R15〉
イラストは自作。
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