彼らは正しさを式に代入し、正義を天秤で量り、戦いという演算を経て、生死が分かつ真偽の基に、解を求める。
第三次世界大戦、それによって地球は滅亡した。
主人公であるリガロ・コマンダ・スチュワート・ナイツ・アルソードは異世界セラフィナで再び目覚める。
そこで、学び得たものを糧に人類の歴史を繰り返さないよう異世界で自分が信じる正義を全うしようとする。
だが、人類とはそうはいかないものである。いつも進歩を求めて歩みを進めてしまう。それは自分すらも同じことであったと気づかされ理性こそが滅びを生むのだと悟り人間としての生を終える。
しかし、生まれるべき世界のない魂は世界に留まり魔族として復活してしまう。記憶を残したまま。
そして、魔族として、魔王としての二度目の生が始まった。
滅んだ地球から転生した科学者と、剣と魔法の世界の物語。
―進歩は、平穏とは程遠くされど故にか美しいものである―
全然更新できず申し訳ありません。軽く体調を崩してしまった上スランプに陥りました。