向かいの席に座るのは角や尾、翼を持つ無邪気な銀髪(無性別)美少女・ストランジェット。
竜にも変身できる彼女は主人公・マグを尊敬していて、魔王と戦い死んでしまった彼が戻ったと喜ぶが主人公には覚えがなかった。
なぜなら彼にはこの世界の住人としての記憶がなく、あるのは自分が異世界にいるという自覚のみ。
体や武器などに呪文を刻み発動する≪記録(ログ)≫、 考えたことを無詠唱で発現させる≪空想(ビジョン)≫、 特定の種族にしか扱えない≪治癒(リペア)≫。
三種の魔法がある世界で、最強かもしれない魔法辞典(スペルリスト)を持たされ、心優しい仲間に囲まれ強くてニューゲーム。
のつもりが、前世の記憶も世界の知識もないせいで巻き込まれてばかり。
個性のどぎつい騎士たちや回復士集団に翻弄されつつ、一匹の竜との関係を巡って「この世界にあってはいけないもの」を見つけ、使命を得た主人公はマグの正体を探っていく。
剣と魔法、技術の発展した機械都市からの便利な輸入品もあり。少しSFでミステリー風味なファンタジー群像劇です。
■異種男女恋愛・ギャグでほのぼの・少しダークシリアス要素を含みます。エロやハーレムに関してはラッキースケベがあるかな程度です。
婚約破棄は主人公じゃないところで起きています。
地味で不遇な主人公ですがなんだかんだで認められていき、みんな主人公のことが好き。