「ドラゴンの魔王として生を受けたんだが、魔界も人間界も腐り切っていたので世界征服をする事に決めた!」
魔王ベドラムはそう告げた。
この世界は光の月と闇の月によって照らされている。
光の月は人間界を照らし、闇の月は魔界を照らしていた。
世界は人間界と魔界によって分断されているが。
人間界の各地には、魔族の手が伸びていた。
ロゼッタは人間の王女だった。
彼女は王女でありながら自ら魔族と戦う騎士や魔法使いに憧れていた。
彼女は気高き騎士の精神を持ち、魔族を絶対に許せなかった。
そして彼女は魔法を操る姫騎士として戦い続ける宿命を選んだ。
竜の魔王「ベドラム」は王都に友好的な魔王だった。
ベドラムは自らが世界の秩序となり、人間界を支配する事によって、
「平和」をもたらそうと考えた。
だが、ロゼッタはベドラムの言う「世界征服による平和」を拒んだ。
そして人間と魔族の共闘と終わりなき戦争が始まりを告げる…………。
これは。
様々な立場の人物達が各々の思想や正義を掲げて戦う群像劇ダークファンタジー。
※全編通して残酷描写が書かれています。
※政治の話や社会情勢の話を「一緒に考えて貰う為」に書きました。
※呪術廻戦やHUNTER×HUNTERから強い影響を受けています。暗い少年漫画が好きな方にお勧めです。