ロートは没落しきった伯爵家の後継者。
ある夏の日に、彼の住居へ押しかけてきたのは王立高等学校のクラスメイトのアミティだった。
「ロートくん! とりあえず、これに署名と捺印をお願いしますわ!」
「書いたけど。なんなんだこれ」
「婚姻届ですわ」
「はーん? おもしれー女」
アミティは国の第七王女であり、意に沿わぬ見合いから逃げている最中だった。
「他の男と先に結婚してしまえば見合いは無効!」というアミティの無茶な作戦に巻き込まれかけるロート。
だが、自力での伯爵家再興を目指しているため、これを拒否。
しかしアミティのことは気に入ったので、見合いの件を解決してくれるであろう大賢者の元まで送ってやることを約束する。
化け物ぞろいの追手がせまる中、果たして二人は大賢者のいる王都までたどり着けるのか?
ロートはぐいぐいアプローチしてくる王女と結婚するのか、しないのか?
これは領地なし領民なし家臣なしから伯爵家の再興を目指す青年が、おもしれー王女と覇道を突き進む物語。
【説明】
強敵との激闘を、主人公の奇策と根性とヒロインのおもしれー行動と戦闘力で切り抜けつつ、ヒロインとの仲を深めていく話です。
主人公も十分強いですが、ヒロインと敵はもっと強いです。
ハーレム要素も僅かですがあります。
ハッピーエンド。
※カクヨム様にも投稿しています。