「ユーリャと故郷と、エルブルス山。それが私の世界の全てだった……」
ソフィアの暮らすロシア領内、コーカサス山脈北嶺の小さな村は基幹産業がなく、村の男を傭兵として供出することで生計を立てていた。ソ連崩壊後も傭兵産業は続き、政府から依頼される隠密作戦に村民が従事していく。
彼女の幼なじみユーリャは傭兵だった父が戦死したことをきっかけに、自ら特殊作戦に志願。17歳で帰らぬ人となってしまう。
「私には叶えたいことがある、だから特殊部隊にに入るの」
彼女の目的を知るために、ソフィアもまた特殊作戦に入隊。要人暗殺のために今日も世界を駆け巡る。
果たして、殺しの先に見た景色とは……。
これぞ、ソ連百合の臨界点!
果たしてどこまでが現実で、どこからがフィクションか。
注)この物語はフィクションです。
特定の国家、宗教、思想を支持、批判、推奨するものではないことをご承知の上でお読みください。
Prologue.前書きのイラストは、あーき様(https://mypage.syosetu.com/1107829/)より。
基本的に毎日更新。(予定)
文章のレイアウト上、PCでの閲覧をお勧めします。