暖かな春の日、雪が降った。その日は結婚記念日とか言う日で、その日に嫁は交通事故で亡くなった。40代の無名ミステリー作家の売れないおっさんに、若くて美人で明るい夢に思い馳せる新米教師。一年も続くのが奇跡だと思った矢先に彼女は亡くなる。彼女が亡くなった後は一心不乱に小説を書き続ける作家。そしてその背後に立つ謎の人物。
不健康な生活を続け飲んでいたビールが底をついた時コンビニに向かった所出会ったのは『タイム』と名乗ったずた袋を被った裸足の明らかに身なりのおかしい少女は言う。
────せんせえ、あなたにひーろー行きの切符を授けましょう。べりーせんきゅう、俺は人類をせぇぶするひーろーになるとせんせえが言えば契約完了です。