18年前、非銃三原則が可決されて以降、日本では、警察機関、及び自衛隊ですら、銃の所持ができなくなった。
だが、犯罪組織は増え続け、凶悪な銃犯罪が続発する。
銃を扱えなくなった警察は、そんな犯罪者達に立ち向かう為に、特別な能力を持った者達で構成された特殊部隊を設立させる。
『警視庁警備部第零課特殊異能力部隊 GUN OUTS』
彼等が持つ様々な能力はペインと名付けられる。
その能力は、人の延長線上にある力を精神的な痛みにより、覚醒させたものだった。
危険察知。完全記憶。筋肉肥大。隠密。嘘発見。
身近な物で即興的に武器や罠を作る男。
爆弾を使う盲目の老人。
半身機械の少女。
能力を持つ者。銃を持つ者。
銃を無くそうとする者。銃を必要とする者。
復讐する者。|殺戮《さつりく》する者。
表と裏が入り乱れ、交差する群像劇。その果てに待つ世界の終わり、そして最後の嘘とは?