2022年07月29日 (金) 07:39
作者雑感始まるよー。
というかいつものようにネタバレ含んでの雑感なので、ここを見るのは本を読み終わった後にしてね。
と言っても、なぜか毎回のように本を読む前に見ているという書き込みをする人がいるのはどうしてなんだろう? 読まないで書き込みだけしているのだろうか?
まぁ、いいか。
しかし、コロナですよ。コロナ。二年とか前にこんなになるなんて想像もつきませんでしたよね。
小説の中で病気をまき散らす系の話を書くと不謹慎だ、って言われる時代になっちゃうんですかね……。あとはウクライナの問題とか……。
個人的には気にしないし、大丈夫だと思いたいけど、かかわる人が多くなればなるほど影響が出てくるからなぁ。
さてさて。
もう今更、行を開ける必要もないでしょう。ということで雑感に戻ります。
オーバーロードもあと二巻で終わりですね。ここまで付き合ってくださってありがとうございました。
もしかすると最後の作者雑感は「今までありがとう」だけど終わらせる可能性があるので、真剣に書くのは今回が最後かもしれません。というのも残りも続き物になると思いますので、出来ればほとんど同時に出したいんですよね。
今回は初心(1巻)に戻って第三勢力としてのエントリーをやってみました。要するに今回のアインズたちは完全な部外者という立ち位置で物語をやってみました。両方の勢力からすれば「なんだ、こいつ?」「どうして参加してくる?」みたい感じです。でもまぁ、アインズたちからすればそれなりに理由(最低なものだけど)があるみたいな感じですね。
丸山は──かなり昔になるけど──よくラノベを読んでいたんですが、大概、「苦しんでいる可哀そうなヒロインを助けるために事件に飛び込む」「事件の方から寄ってくる」みたいな展開が多く感じられました。いや、今は違うかもしれませんし、そういった作品が全てではないでしょう。それに何年も前の記憶で止まっているので、今のラノベを読まれる方からすると全然的外れなことを言っているかもしれないです。
その辺に違和感を抱かれた方は、丸山が同じような作品ばっかり読んでいたんだな、と思ってください。
まぁ、兎に角、そんなわけで、オーバーロードでは出来るだけそうしないようにしてみました。
なるだけそうしようと思ったのは
自分たちの利益を追求する。
男女関係なく殺す。ヒロインとかウザイ。
自分たちが事件を起こす側、物語を作っていく側に回る。
辺りでしょうか。
その辺が今まで上手くいっていたなら良かったです。
上手くいってない、面白くない、ならそれはそれで構わないんです。
だって、この世界にあなたを本当に楽しませる作品はあなたが作らない限りは存在しないんですから。だから丸山はオーバーロードを書き始めたわけです。
オーバーロードが面白いと思っている人だって、ここをこうしてほしい、ここが気に入らない、というところはあるはずでしょ? ないはずが絶対にないと信じてます。というよりも丸山と完全に嗜好が一緒とか……
かなり……やばいですよ?
重度の高二病患者です。
まぁ、面白いと思っている人も、つまらないと思っている人も、オーバーロードを踏み台にして、今度はあなたが製作者側に回って欲しいというのが丸山の思いです。別に小説を書け、と言っているわけではないです。イラストかもしれない、音楽かもしれない、何かを──あなただけの何かをクリエイトして欲しいんですよね。だって、あなたが作り上げたものは、この世にあなたにしか作れない何かなわけですから!
そうしてくださったら、残り二巻を書いた丸山は今度は皆さんの作品を消費する側に回っていきたいと思っております。
オーバーロードの二次創作とか読んでみたいけど、引っ張られるのが嫌でまだ読んでないんですよ……。はやく読んでみたいね。
あ、丸山はアンチもヘイトもオールokですよ!
……しかし、ここまで話の流れは何一つ変わらずに来ました。それが少し残念です。殺したいキャラが死ななかったとかはありましたが、丸山の手を離れて物語は動きませんでした。
よく作家さんが自分の手を離れて動く、的なことを書かれるじゃないですか。そんな経験をしたかったですが……何一つ、プロットの流れは変わらなかったなぁ……。10年ぐらい前に立てた物語の展開がそのままというのは悲しい面(成長していない……)もありますが、誇らしい面もないわけではありませんが……。
それでは各キャラ紹介を。
アインズ:
結局のところ、ナザリックやNPCがいると成長できないで、円に囚われてそこをぐるぐるして終わる人というのを再アピール。
……今までしていた気もするけど……してない? まぁ、それらがなくなって初めて成長できるようになるんです。つまり主人公になるんじゃないかな。でも、ありえないわけだ。
哀れな人だな、って皆さんに憐れんでもらえたら嬉しいな。
今回の物語は都合がよすぎる情報収集ではなく、そんな脇役が出来る限り努力して情報を集めて行動していくとこんな感じなんだろうな、という丸山の趣味が多分に含まれていた気がする。なので、丸山は非常に面白かった。ぶっちゃけ、16巻よりも15巻の方が好き。
TRPG系の匂いがするかな? そんなことはないかな?
絶死絶命:
どっかでもう一人のオーバーロード的な発言をしていた気がしますが、まぁ、そういう切り札を当初より使う予定だったというわけです。絶死絶命という二つ名もそんなわけで付けていました。
……流石にもう一人のエクリプスとは言えんかった……。でも、切り札があれだとなんとなくでも想像していた人はちょっと頭がおかしい。その異様な洞察力はもっと別のところでいかしてください。
でも、あれサイコメトリーじゃねぇ! どちらかと言えばポゼッションとの合わせ技、みたいな……。まぁ、上手い能力の表記が浮かばなかったので、サイコメトリーとしました。許してください。
あれは個人的にはエインヘリアル二体召喚が最強だと思うんだけど、それぞれ違う切り札にしておく方が対応幅が広いというのも分からないでもない。それに一撃必殺は捨てることが出来ないよね。
あの能力は使い勝手はかなり良いですが、相手の能力を調べるのには向いていません。能力を起動した段階で、相手が持っている切り札をゲームマスターから教わるようなもので、それ以外の能力や細かい部分は教えてくれないからです。
悲しい人生の物語があって、その上で覚悟がある。よくいるパターンですね。でもオーバーロードには関係がないので、その辺はざっくり切り落とし。うざいしね。
個人的にこいつが助かったからって「丸山も女に優しい」とか思われるのは非常に……嫌だな。本当に主人公なら女ばっかり助けないで、男を助けようぜ! というのが丸山の個人的思考。剥げてデブなおっさんを必死になって助ける男主人公は本当にすごい人だ、と思ったりもする。でも、そんな作品はちょっと嫌、という我儘な読者であった。まぁ、アインズは主人公なのか、と言われると少し首を傾げてしまう。悟さんは主人公だけど、アインズはなぁ……。
彼女がどうなるかは予定があったんだけど、時間軸が結構飛んでしまうために削除。
まぁ……ちょこっとだけひどいよ。ちょこっとだけ。
そう。
ほんのちょこっと。
エルフ王:
薄い敵役。彼がどんな生き方をしてきたのか、親父はどんな奴なのか、などを語るべきなんだろうけど、それはどうでもよいのだ。
やり方とかがバカだけど、自分という成功事例を知っていると、彼の思考も理解できなくない? そんなことない?
親が医者で子供も医者っていう場合あるじゃないですか。ああいった子供って、結構親からの圧力とか、人生プランとか口出しされるんですかね? 誰か実体験を教えてください。
アウラ&マーレ:
最初はマーレ視点で戦闘をちょろっと書いていたけど「これサイコパスと言うか、まったく理解できない。あまりにも戦闘が平坦だ」となったので、視点が変わりました。それでも異様さが滲んでいたら嬉しいなぁ。
それにしても……so-binさんに任せたら、あそこまでえちえちアーマーになるとはこの丸山、思ってもみなかった。たしかにこんな感じ、とは言ったけど……前たれの下の部分ってどんなになっているんだろう。ユグドラシルは時には15禁も駄目だよ、と言われる設定だったけど、流石に鎧の一つ一つまでチェック入ってない、ということになるなのか? それともあれは運営的にokなのか? それは作者も分からない!
アウラは普通に可愛い。ナザリックではかなりまともな部類。……真面すぎて書くことがないなぁ。
ダークエルフ村のみんな:
語りたいところは色々とあるけど、あんまり語れないな。まぁ、準備みたいなものかな? 多分、全部は残りの巻では語られないけど、一部は語られると思うよ。とりあえず、アインズさんがぐるぐるしているな、程度に感じてくれれば成功かな。
くまさん:
怯えながらナザリックで元気に暮らしています。
こんなところかな?
そんなわけで15巻、16巻の作者雑感でした。
次の巻はまたまた結構お待たせしてしまうと思いますので、のんびり待ってくれたら嬉しいです。
では、では。
今回も楽しませて頂きました!
雑感も読ませて頂きましたが、くまさんが元気に暮らしていて良かったです。
残り2巻で終わりというのが寂しいので…次巻は辞典並みの厚さでお願い致します!
以前少しだけ語られました口だけの賢者…結構好きそうな設定なのですが、おそらくあと2巻では描写されないと思うと…くやしぃ
それならばと、こやつを主人公にして小説を書いてみたいと思っています。
設定を考えるだけで楽しいのでいつかは先生の目に止まればと思い書いてみます!