人間と竜族が名ばかりの共生をする現代。人間に害をもたらすという理由で狩られるだけでなく、世界各地で頻発する紛争や自然環境の破壊によって個体数を減少させた竜族は、種の存続を掛けて、人間社会への進出を進めていた。
人間と似た姿を持つ半竜は、それゆえに人間に恐れられ、迫害されながらも、社会に溶け込んで生活していた。
そんな半竜の少年、西島健吾は高校入学の日に、十年前に行方不明となっていた幼馴染の少女、安曇野穹良と再会を果たす。だが、彼女は健吾の知る彼女ではなくなっていて……。
これは、半竜の少年と少女が、人間と共に生きていく道を歩む物語。
※ご注意※
・自衛隊等の戦闘シーンが登場しますが、リアルさはそれほど追及しておりません。あくまで演出であ り、雰囲気を伝えるためのものです。
・作中の舞台は滋賀県の一部ですが、作者本人は滋賀県についてはほぼ無知です。
・この作品はフィクションであり、実在の人名・団体名等と偶然の一致がありましても、関係ありません。
以上を踏まえた上でお読みください。
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