魔王討伐を終えた後、その武力と功績が原因で帝国での立場が悪くなっていた主人公。
ある日、反逆者として処刑されそうになってしまう。
一先ず、かつて魔王がいた迷宮『魔王城』に潜伏することにする。
『魔王城』に辿り着いた先にいたのは、美しい紫黒の髪の少女だった。
少女は言った。
「私は魔王の娘です」
少女から迷宮『魔王城』の支配者、次の魔王になるように頼まれる勇者。
このまま逃げ続けても埒が明かないと考えた勇者は、少女の望むままに魔王となることを決意する。
魔王となった勇者は身を守るためにも、自分の欲望のためにも、その迷宮に国を建てることにする。
これは魔王兼勇者による、迷宮経営系国家建設ファンタジー。