ブックマーク一覧 カテゴリ1 全868件
短編
姉に眼鏡を壊された私は、学園の廊下で誰だかよく分からない人に声をかけられた。卒業資格に必要な共同研究のお誘い。私に意地悪ばかりするテレーズ姉様のお知り合いらしい。私の共同研究のパートナーはもういるし、ほぼ完成してるのに……。師匠に相談したらオオゴトになっちゃった。*『家族』も貴族としての生活も諦めていたバネッサが愛を知るお話。*誤字報告をありがとうございました!
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月15日
短編
俺には、婚約者がいた。 俺の家は傍系ではあるが、王族の流れを汲むもの。相手は、現王室の決めた家の娘だそうだ。一人娘だというのに、俺の家に嫁入りするという。 婚約者は一人娘なのに後継に選ばれない不出来な娘なのだと解釈した。そして、そんな不出来な娘を俺の婚約者にした王室に腹が立った。 顔を見る度に、なぜこんな女が俺の婚約者なんだ……と思いつつ、一応婚約者なのだからとそれなりの対応をしてやっていた。 学園に入学して、俺はそこで彼女と出逢った。つい最近、貴族に引き取られたばかりの元平民の令嬢。 婚約者とは全然違う無邪気な笑顔。気安い態度、優しい言葉。そんな彼女に好意を抱いたのは、俺だけではなかったようで……今は友人だが、いずれ俺の側近になる予定の二人も彼女に好意を抱いているらしい。そして、婚約者の義弟も。 ある日、婚約者が彼女に絡んで来たので少し言い合いになった。 「こんな女が、義理とは言え姉だなんて僕は恥ずかしいですよっ! いい加減にしてくださいっ!!」 婚約者の義弟の言葉に同意した。 「全くだ。こんな女が婚約者だなんて、わたしも恥ずかしい。できるものなら、今すぐに婚約破棄してやりたい程に忌々しい」 それが、こんなことになるとは思わなかったんだ。俺達が、周囲からどう思われていたか…… それを思い知らされたとき、絶望した。 【だって、『恥ずかしい』のでしょう?】と、 【なにを言う。『恥ずかしい』のだろう?】の続編。元婚約者視点の話。 一応前の話を読んでなくても大丈夫……に、したつもりです。 設定はふわっと。 アルファポリスに掲載。
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ヒューマンドラマ[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月14日
短編
近頃、娘を見る義息の目がやけに反抗的だとは思っていた。 思春期の男子で、血の繋がらない姉に対する反発や反抗かとも考えていたが……複数の子息達と一緒にとある令嬢に侍っている、との報告を受けた。 その侍っている令息達、の中には娘の婚約者もいるようで――――頭が痛い。 義息と話し合いをせねばと思っていた矢先のことだった。 娘から相談を受けた。例の令嬢に侍る婚約者達に公衆の面前で罵られた、と。よくよく話を聞くと、もう駄目だと思った。 全く、あの婚約者(馬鹿)は一体なにを考えているのだ? 娘と彼との婚約は、彼が傍系王族であるが故に結ばれた……王命で成った婚約。そうでなければ、誰が一人娘を他家へ嫁がせたいと思うものか。 無論、一人娘なのでと断った。すると、傍系とは言え、王族の血を絶やさぬため、我が国の貴族なれば協力せよ、と。半ば強引に、娘を嫁に出すことを約束させられた。 娘の婚約者の家は傍系王族のクセに、ここ数十年段々と斜陽気味のようで……それなりに蓄えのある我が家が、彼の家を立て直せ、と暗に命令されたというワケだ。 なので、娘と彼との婚約は、我が家としては全く歓迎していないのだが―――― どうやら彼の方は、そのことを全く理解していないようだな。 破談にするのに、好都合ではあるが。 そしてわたしは、養子として引き取った義息を呼び出すことにした。 設定はふわっと。 【だって、『恥ずかしい』のでしょう?】の続きっぽい話。一応、あっちを読んでなくても大丈夫なはず。 アルファポリスに掲載。
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ヒューマンドラマ[文芸] R15
最終更新日:2025年05月05日
短編
わたくしには、婚約者がいる。 どこぞの物語のように、平民から貴族に引き取られたお嬢さんに夢中になって……複数名の子息共々彼女に侍っている非常に残念な婚約者だ。 「……っ!?」 ちょっと通りすがっただけで、大袈裟にビクッと肩を震わせて顔を俯ける彼女。そんな姿を見て、 「貴様! 彼女になにかすることは許さんぞ!」 なんて抜かして、震える彼女の肩を抱く婚約者。 「彼とは単なる政略の婚約者ですので。羽目を外さなければ、如何様にして頂いても結構です。但し、過度な身体接触は困りますわ。変な病気でも移されては堪りませんもの」 「な、な、なにを言っているんだっ!?」 「口付けでも、病気は移りますもの。無論、それ以上の行為なら尚更。常識でしょう?」 「彼女を侮辱するなっ!?」 ヒステリックに叫んだのは、わたくしの義弟。 「こんな女が、義理とは言え姉だなんて僕は恥ずかしいですよっ! いい加減にしてくださいっ!!」 「全くだ。こんな女が婚約者だなんて、わたしも恥ずかしい。できるものなら、今すぐに婚約破棄してやりたい程に忌々しい」 吐き捨てるような言葉。 まあ、この婚約を破棄したいという点に於いては、同意しますけど。 「そうですか、わかりました。では、皆様ごきげんよう」 さて、本当に『恥ずかしい』のはどちらでしょうか? 設定はふわっと。 アルファポリスに掲載。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年04月27日
短編
私の妹ポーリィは、私の持っている物を何でも欲しがってはすぐに飽きて捨ててしまう。そんなポーリィが次に欲しがったのは、私の婚約者ユージン。 「ポーリィ。人間は、飽きても捨てるわけにはいかないのよ」 「今度は飽きないわ!」 「私はポーリィを一生愛すると誓う!」 「ユージン様がそのお覚悟でしたらいいのですが……」 ポーリィとユージンは婚約するのだが……。 ☆さらっと読めるショートショートです。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年05月16日
短編
王太子の婚約者だった公爵令嬢のスーシャは、国王暗殺の濡れ衣を着せられ処刑されそうになったところを、護衛のロイドに助けられて彼の故郷へと逃亡する。 そんな中、追っ手が来ないか心配するロイドに、何故かスーシャは来ないと断言して……。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月11日
短編
まだ十歳だというのに、厳しい王太子妃教育と実家での妹贔屓で心身の限界がきたリュドミラ。前世である美羅が別人格として内に宿ったことで目が覚める。これほど衰えた姿を晒しても配慮のなかった王家も実家の公爵家も、こちらから切り捨ててやる。療養をもぎとって、資産も確保。体力がついたら出奔することにした。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年05月11日
短編
 人間との戦争は魔族の圧勝に終わり、魔族・ヴァルディは聖女を捕虜として手に入れた。神託などと抜かして魔族に戦争を仕掛けた傲慢な聖女を、泣くまで虐めてやるためである。  だが、さあボロ雑巾にしてやるぞと対面した聖女は、すでにだいぶ死んだ目で三角座りをしていた。  不遇の人生で疲弊した聖女と、ギャン泣きさせるつもりだった聖女が不憫過ぎて励ましにかかる魔族による、ほのぼの捕虜ラブコメです。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月10日
短編
 神によって与えられる祝福は異なる。それによって、聖女といっても様々な加護を持つ者が存在した。  そんな中、健康の加護を持つ平民聖女のノンナは偽物聖女だと言われ追い出されてしまう。その結果、国が滅びる事になるなんて誰も思わなかった。
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その他[その他]
最終更新日:2025年05月01日
短編
デュランド公爵家の跡継ぎとなった初恋の婚約者・エルウィン。 でも彼は、今や王太子の“忠犬”として、王太子の婚約者に付き従ってばかり。 わたしの存在は、まるで見えていないようだった。 「もう無理……婚約、破棄しよう」 長年の夢も、約束も、全部手放してでも、自分の人生を取り戻したい。 エルウィンとの先が見えなくなった今、婚約破棄して、わたしは自分の夢を追いかけることにした。 ◆2025-07-02 連載版(といっても、短編に、エルウィン視点が追加しただけ)を投稿しました! ◆リブラノベル様より電子書籍化します
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月29日
短編
チイはラカルシア王立アカデミー初等部に平民特待生として通っていた。しかし図書館での事故で本棚に潰された生徒達を救うため、教師の許可を得ず魔法を使うという校則違反を犯し、卒業まで一ヶ月なかったが放校処分となってしまった。もっともアカデミーにはバレていなかったものの、学費を稼ぐのに冒険者として働くという校則違反をも犯していたため、チイは仕方ないと割り切っていた。一方で同級生の第一王子アーサーは、崇高な行為でありながら処分されたチイの力になれなかったことを悔いていた。二人は意外な場所で再会する。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月25日
短編
伯爵令嬢カメリアは、初めて婚約者のジェラルドと顔合わせした時、前世を思い出した。 ジェラルドは、乙女ゲーム『ナナイロの初恋』のヤンデレ攻略対象者だった。 二次元ならともかく、リアルで監禁発言をするような人とはヒロインも関わりたくないのでは? カメリアはジェラルドがヤンデレにならないように、自分が先にヤンデレ令嬢を演じることにする。 これで私を嫌いになって婚約破棄してくれれば、一石二鳥なのだけれど……。 カメリアの思惑とは裏腹に、なぜかジェラルドの態度がおかしくて――……?
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月24日
短編
外交官の父の国外赴任を終えて帰国した私は、遅ればせながらも婚活を始めた。 時期はずれのデビュタントとして参加した王宮の夜会で、なぜか注目の的。 何やら人々に遠巻きに見られているし、やたらと高位貴族のご令息に絡まれる。 意味が分からないまま、踊り疲れた私はバルコニーに出た。 そして私は運命の人に出会った。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月22日
短編
アメリア王国王太子、マクシミリアンは近代日本の記憶を持っている。マクシミリアンの知る乙女ゲームの舞台、隣国カナディ王国ではゲーム通りの婚約破棄騒動が起きていた。カナディ王国王太子より婚約破棄並びに国外追放の憂き目にあった公爵令嬢にたいしてマクシミリアンがしたこととは。   ***** 2025/04/23日間ハイファンタジー1位 日間総合ランキング短編6位 2025/04/24総合ランキング日間4位 2025/04/25総合ランキング日間3位
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年04月20日
短編
クララ・コップ侯爵令嬢は、クラウディア・ケスラー侯爵令嬢に尋ねた。 「あれは貴女の婚約者ですか?」 クラウディアは答えた。 「いいえ、あれは下駄箱です」 うっそ?! あれは貴女の婚約者のパウル様ではなくて? 私がパウル様と下駄箱を見間違えているの? 何故クラウディアは婚約者が下駄箱に見えるのか。 本当にクラウディアの婚約者は下駄箱なのだろうか。 クラウディアと下駄箱の婚約の行方は?!
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月17日
短編
夜会で突如始まった婚約破棄宣言。 集まっていた人々が戸惑う中、伯爵令嬢のシャルロットは——現場にいなかった。 婚約破棄されているのが数少ない友人のエレナだと知らされ、会場へ急いで戻るシャルロット。 しかし、彼女がホールへ足を踏み入れると、そこで待っていたのは盛大な『もらい事故』だった……。 前世の記憶を持っている為、それまで大人しく生きてきた令嬢が、もらい事故で婚約破棄されたことですべてが馬鹿馬鹿しくなり、隠居覚悟でやり返したら幸せを掴んだお話です。   短編なので楽しんでいただけたら嬉しいです。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月17日
短編
現代日本から転生したけどあまりにも薄ら「自分、昔日本で学生してたんだよなあ」くらいの記憶だったので完全に妄想だと思って生きてきた俺、元同郷と思われる女性がはっちゃけててあれは妄想じゃないんだなあと理解。それはそれとしてやってることがやばいので大人たちが動き出したし、下っ端生徒はざわめくし、学園が荒れればハンカチが売れる。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年04月09日
短編
婚約者が身勝手な行動をとっているけれど、私にとって都合がよかったのです 今回の件で一番幸せになったのは実は私だと思います しかし、元婚約者はなぜあんな愚かなふるまいをしていたのでしょうか?
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ヒューマンドラマ[文芸] ボーイズラブ
最終更新日:2025年03月29日
短編
婚約者のオードから婚約破棄を言い渡されたクロエ。彼のことを思って、『私の方から婚約破棄しようと思っていた』と言ったら、急に周囲がざわついて……。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月21日
短編
学園で悪女と言われている侯爵令嬢のイザベルは自分の婚約者が双子の姉と浮気しているところに遭遇する。 追及の最中、身体の弱い姉が発作を起こしたことで話は有耶無耶に……。 その後も二人は悪びれることなく逢瀬を重ねていた。 さらにイザベルが悪女だという噂を流していたのはまさかの姉と婚約者で、婚約者は卒業パーティーでイザベルを糾弾して婚約破棄を告げ、姉と婚約すると約束する。 やりたい放題の二人だったが卒業パーティーでまさかの事態が発生して――。 「だって、お姉様お望みの悪女ですもの」 ※カクヨム、ベリーズカフェ様でも投稿中。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月17日