此花月茶ノ花〈このはなづき さのか〉は魔法つくり大学に通うお菓子の精の女の子。
ある日彼女は大切な試験に寝坊して進級に必要な単位を落としてしまう。
単位ください何でもしますから。と教授に掛け合った結果、茶ノ花は夏休みを利用した一つのフィールドワークを教授から課されてしまう。
その内容は、この世界に住んでいる妖精の種族全員に会ってくるというものだった。
教授の課題をクリアすべく、その日茶ノ花が向かっていたのは七日妖精と呼ばれる妖精が住む集住地〈コミュニティ〉。
七日しか生きる事が出来ない妖精は、ずっと天にも届く高い塔を作り続けているのだという。
彼らは何の為に生き、なぜ塔を作り続けているのだろうか?
これはお気楽な種族として名高いお菓子の精の女の子が夏休みを利用して冒険する物語。