アメリカの心理学者ジョン・L・ホランド氏が提唱した『ホランド理論』、心理学の観点から個人の得意不得な意能力傾向を6種類に分類し、自己理解を深めるという研究である。
仮想現実大規模多人数オンライン通称VRMMOが一般化され、いよいよ学園生活にまで浸透してきた頃と同時に一つの研究が日本の教育に脚光を浴びた。
日本の教育はこの理論を更に発展させ、教育にまで落とし込み、時代の流れと共にVRMMOをも落とし込んだ。
そして新たに学内共有VRMMO『NIGHT‐WORLD』内にて行われるゲーム形式の成績追加評価項目が完成した。
3対3のチーム制対戦アクションゲーム『NYX』。プレイヤーは勿論、フィールドを作るジオラマ部、BGMを作る音楽部、アバター衣装を作る被服部、司会実況を行う放送部などなど、多種多様な参加形態を持つ事により、全校生徒を巻き込んだ爆発的な人気を誇っていた。
そんな盛り上がりを魅せている中、とある理由で転校してきた『水無月 昌』は、忘れ物を取りに夜の校舎で偶然、ネックレス型のデバイスを拾う。
するとデバイス内のレンズから「助けて! 今すぐ助けて欲しい女の子がいるの!」と叫ぶ『FB』と名乗る少女との出会いにより、彼女と共にNYXに参加することになる。辛くも女生徒を救出することに成功する。
しかし、今度は助けた『鍛冶浦 緑彩(つかさ)』自身から「私は卒業するまでの6年間しか生きられないの、そういう書類にサインをしたの」と言われてしまう。
平穏な学生生活を送りたいと思っていた昌は、彼女達と出会いは彼にどのような変化をもたらすのか、青春を謳歌することができるのか。