「亜麻色の長い髪に金の瞳を持つ、オルビス・クラシオン王国の王女ティエラ姫。目が覚めた時、彼女の記憶は全て失われていた。
何も思い出せないティエラ姫のそばには、白金色の髪に蒼い瞳を持ち、『月の化身』と称される美しい青年ルーナがいた。
ティエラの婚約者だというルーナから、父である国王が、ティエラの幼馴染みの手によって殺されたと知らされる。
10歳年上の宰相補佐であり、婚約者であるルーナから、ティエラは何不自由ない生活を提供される。
ティエラが徐々にルーナに惹かれていっていたある日、彼女の幼馴染みで護衛騎士であるソルと鏡越しに再会する。
王国最強の騎士・剣の守護者と呼ばれ、紅い髪に碧の瞳を持つ青年ソルは、どうして国王を殺したのか――?
問い詰めるティエラ――。
だけど本当は、ティエラ姫は婚約者ルーナによって、城に幽閉されていて――?
城を旅立ち、彼女は竜の封印されし国の真実を知る。
ティエラ姫と護衛騎士ソルの、本当の関係は――?
そして、もうすぐ17を迎える、癒しの力を持ち『大地の聖女』と呼ばれしティエラ姫に課せられた、過酷な運命とは――?」
作品テーマ(成長・家族)
『誰かが必ずあなたをみてくれているよ、どんなに辛い状況になっても絶対に立ち上がれる』
竜を封印せし神器の力を継承する3つの一族、それぞれの神器の守護者3人が織り成す、ちょっぴり大人な異世界恋愛ファンタジー
※恋愛でR15(微エロ)。副題名に※。キス・キス以上。数話に1回キス、キス多めなので苦手な人は注意。