ヴィクトリア・スローレンスは、結婚式の神への宣誓の直前で、婚約者のエドガー王子に突き飛ばされる。そのまま彼は祭壇から駆け下りて、新婦親族席に座るヴィクトリアの義理の妹、アンナマリー・スローレンスを抱きしめてキスをした。
「すまない、ヴィクトリア!僕は、ここにいる、アンナマリー・スローレンス侯爵令嬢を愛している!」
こうして婚約破棄されたヴィクトリアは泣き崩れるのだが……あれれ?ようすが、おかしいぞ??
ヴィクトリアは、『動』の魔力を持っている。その魔力とその保持者には、とある言い伝えがあったのだった……。
**************
連載中の「本条都九子は魔導書をつくる」そっちのけで書いてしまいました。暇つぶしで読んでもらえたら嬉しいです。
**************
追記:異世界転生恋愛部門の日刊ランキングで4位になっておりました…!お読みいただきありがとうございます! ただ、掲載から2晩経って冷静に考えると、「ジャンル:恋愛」では全くないことに気付いたため、ジャンルをノーマルな異世界モノの「ハイファンタジー」に変更しました。あしからずご了承ください…。
追記2:感想も、お忙しい中書いていただきありがとうございます。ただ、誇張でなく想像の10倍以上の反応だったので、お返事が追いついておりません。時間があるときに一気に返しますので、どうか気長にお待ちください。誠に申し訳ございません。