異世界と新しい家族は年数をかけて受け入れ、幼少期の穏やかな毎日と平穏な未来を夢見た猫被り。
ボスティス侯爵家にやってきた一人の訪問者をきっかけに、淡い夢を自身の手で砕いてしまうも、愛してくれる家族に囲まれる日々は変わらないと安堵した少年の暴走は、ここから始まったのかもしれない。
ゆるやかにと望んだ夢は呆気なく終わらせてしまったが後悔はないと気持ちも改め、手にしたのは剣。
不思議とあらば魔法にもほんの少し傾倒し、周囲に振り回されつつ振り回しつつ、どんな未来へ進むのかは、彼次第。
せっかく魔法が使えるのだ。
どこまで極めれるのか試すのは転生した奴の好奇心と勢いと熱量があればどうとでもなるだろ。
乙女ゲーム?
色々と無理だろ。
※本作は学園編になるまで日常、冒険要素が強めです。